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不可解な政府
2012.05.24
以前、政府に対する質問主意書で、「東京電力は、個別契約の内容を第三者に開示しないように契約者に求めているが、政府や自治体、独立行政法人、国立大学法人等のように公金で支払われるものについては、国民、納税者に対して電力会社との契約は開示されるべきだと思うがいかがか。」と尋ねた。
それに対して政府の答弁は「政府と電気事業者との間の契約については、「公共調達の適正化について」(平成18年8月25日付け財計第2017号財務大臣通知)において、政府は契約相手方や契約額等契約に係わる情報を原則として公表しなければならないとしている。」だった。
そこで、各省の電力供給契約の相手方と単価と使用量を聞いて回ったところ、主意書で聞かれているわけではないので出せないという共通の答えが返ってきた。
で、質問主意書で「各府省は、それぞれどの電気事業者と電力供給契約を結んでいるのか。また、各府省それぞれの平成23年度の光熱費の電力料金の単価と使用量はいくらかを示した上で、各府省の光熱費の在り方に関する政府の見解を求める」という主意書を出した。
そうしたら「お尋ねの各府省等が電気需給契約を結んでいる電気事業者並びに各府省等の平成23年度の光熱水料における電力料金単価及び電力使用量については、調査及び集計に膨大な作業を要することから、お答えすることは困難である」という回答がきた!
この政府、ちょっとおかしいのではないか。野田総理、枝野大臣、電力会社に取り込まれているのではないか。
それで電力料金の値上げですといわれても、電力会社と経産省、野田政権がぐるになって利権を守っているとしか言えないのではないか。