補数の話

2006.09.13

ドラゴン桜のコラムを読んでいたら、繰り上がりの足し算と10の補数の話が出ていた。
つまり、7+5のような繰り上がりの計算をするときに、まず、7の補数である3を思い浮かべて、5を3と2に分解し、7の補数である3を7に足して10をつくり、残りが2なので12。
だから10の補数がさっと頭に浮かぶのが繰り上がりの計算では大事だと書いてある。
それを読んで、へえっと思った。
本当にみんなそうやっているのだろうか。
というのは、物心がついてから(っていうのはちょっと正確ではないが、小学校低学年の頃から)、僕は繰り上がりの計算を10の補数ではなく15の「補数」(?)でやってきた。
例えば7+5は7+8より3少ないから12。
8+6は8+7より1少ないから14。
なんでかというと子供の頃、よく相撲を見ていたから、15日が終わったら星がどうなるかをよく知っていた。
八勝七敗なら勝ち越しだし、大関が九勝六敗ならクンロク大関で恥ずかしいし。14日目終わって七勝七敗なら千秋楽に勝ち越しをかけるし。
だから8+7や9+6は15だし、7+7や8+6は14だというのはすぐにわかった。だから繰り上げの計算するときにはいつも足して15になる数字からいくつずれているかを計算してきた。
簡単な繰り上がりの足し算でもやり方は一つじゃない。
で、別に直接の関係はないが、教育改革というならば、公立の小中学校のレベルアップのほうが、教育基本法の改正よりも優先順位が高いのではないか。

漫画家の西村ミツル氏が新連載の漫画の取材で来訪。
首相官邸に六十年ぶりで料理人が復活するという話らしい。
毎週木曜日の昼食は派閥ごとに食べるんですよという話をしたら、ウケていた。カレー、ごちそうさまです。

日経新聞の政治部記者がインターンの大学院生を連れて総裁選の取材に。撤退する前に取り上げて欲しかった。
共同通信がTOTOの売上激減に関して。僕と田中真紀子代議士の二人が法案に反対だったので。
ロシア語版ニューズウィーク。取材は英語。ジョージタウンの時に必修の外国語にロシア語を選んで2日で断念(発音できない字がたくさんあって)。

法務省と関連のある団体の会員から、要望を出すときに役所が検閲をするので団体本来の要望が出されないというクレームや言い訳じみた話が多いので、 そちらの団体の要望を提出するにあたっては、法務省と事前のすりあわせをする必要は(これまで通り)ありませんと明記した手紙を出すことにする。
団体の中で、法務省が言い訳に使われるのは困る。団体の要望は団体が決めるべきだし、(そんなことはないが)仮に法務省が口を出したって、そんなものを無視して自分の要望はまとめるべきだ。
団体の執行部が下部組織から突き上げられたときに法務省を言い訳に使うのは極めて不健全だ。
もし法務省に出す要望に関して、団体の執行部が、法務省が要望はこうしてくれと言っているなどと言ったら、それは嘘だ!
法務省はそんなことは100%しない。(現職の副大臣が言っているのだから間違いない。)
そんな話があっても、一切それは考慮せず、団体で意思決定をしなければならない。それで意思決定ができなかったからといって、ケツを役所に持ってくるのはやめて欲しい。
総会のあとに懇親会がセットされていようが、とことん納得するまで議論して、結論を出して欲しい。
もちろん団体の要望がそのまま通る保障はないが、それが団体と役所の間での議論するベースになるのだ。
民主主義は時には大変なのだ。惰性やこれまでの流れでいい加減な意思決定をしないで欲しい。



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