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基金の総点検
2024.04.28
国が設置した基金の聡点検を行ないました。
私も200事業の基金の内容を確認し、また、各省から直接説明も聞きました。
全ての事業について、「基金の点検・見直しの横断的な方針」に沿って、定量的な成果目標を設定する、今後の予算措置に当たっては3年程度とする、原則として10年以内の期限を設定し、成果の検証を行うということを決め、成果の検証のサイクルを確立いたしました。
見直し後の基金シートについては、各府省庁のホームページで公表をしておりますので、ぜひ、ご確認下さい。
すでに事業が終了していた4事業は昨年度に廃止し、支出が管理費のみとなっている事業のうち事業が終了している11事業全ても廃止いたします。
基金のなかで不要とされた金額は国庫に返納することとし、令和5年度は4,342億円、令和6年度は1,124億円が国庫へ返納されます。
さらに、補助金の審査や交付に関する業務が基金設置法人から民間事業者に外注されている事業がありました。
こうした基金については、基準の策定や補助金の審査・採択に当たっての所管府省庁や基金設置法人への協議などの枠組みを設けられていることを確認し、これが厳格に運用されているのか、各府省庁による責任を持った基金事業の管理が行われているのか、こうしたことを確認していきます。
成果目標については、全ての事業について設定が行われましたが、事業目的と整合的であるかといった観点から改善が必要なものがまだまだあります。
閣議後の閣僚懇談会において、私から各大臣にこの基金の今後の点検において、しっかりと大臣のリーダーシップを発揮していただくようお願いしました。
各府省において、外部有識者の知見も活用し、まずは点検・改善に取り組んでもらいますが、行政改革推進会議も引き続き基金の検証を行ってまいります。