原子力安全基盤機構の時限爆弾

2013.02.28

独立行政法人原子力安全基盤機構(JNES)という組織がある。
原子力関連施設の検査等を行う組織だ。
ホームページを見ると「原子力の安全確保に取り組む専門家集団です」とある。
2003年に設立された組織だが、この組織の職員の年齢構成を見るとかなり奇異な感じがする。
この組織は定年が60歳、希望すれば63歳まで定年を延長することができる。
常勤の職員数を調べると
60歳以上 91人
55-59 86
50-54 62
45-49 43
40-44 46
35-39 31
30-34 21
29歳以下 20
合計   400人
非常勤職員は
60歳以上 66人
55-59  8
50-54 12
45-49  6
40-44  0
35-39  4
30-34  2
29歳以下  4
合計   102人
今後の4年間で常勤職員の4分の1近く、非常勤(検査等を担当する者が多い)の半数以上が退職することになる。
きちんと技術が伝承されるかどうかも不明だし、そもそもなぜこんな年齢構成になっているのか、納得できない点が多い。
原子力の安全検査の今後のあり方が問われる。



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