国の債務に関する計算書の誤り

2013.02.27

国の支出でも、物品の購入のように単年度の支出で終わるものもあれば、建物の建設のように数年間にわたるものがある。
複数年にわたる契約をしたものを国庫債務負担行為とよび、その年の支出を記録するとともに年度末の債務残高が記録される。この書類「国の債務に関する計算書(国庫債務負担行為)」に誤りが見つかった。
内閣府所管に誤りが見つかり、各省が点検したら財務省所管にも見つかった。
なぜ、こんなことになるかというと、債務負担行為の中には、予定よりも支払が安くなるものがある。で、一言で言うと、現在の政府のシステムでは、清算したら支払が安くなったものは手作業で残高を修正しなければならない!
全省庁が点検を掛けているが、国庫債務負担行為を含む契約は数万件もあり、点検には莫大な時間がかかる。
「国の債務に関する計算書」は、決算の一部として国会が議決するものではなく、あくまで参照書類だが、これに誤りがある以上、決算は止めざるを得ないだろう(ため息)。
国の予算、決算を手作業でやらないで済むようなシステムの導入を急がねば。



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