X Japanと洞爺湖サミット
2008.04.09
自民党には環境庁長官経験者と環境大臣経験者が六人いるそうだ。
えっ、誰かって?
愛知、大島、ええっと、いや、やっぱりやめときましょう。
その六人のうちの三人も出席した地球温暖化対策をテーマにした自民党の拡大環境役員会が開催された。
その席上で、河野さんはこのままでは京都議定書の目標達成はできないと大声でおっしゃるけれど、口には出さないけれどやっぱりできないと思っている人はたくさんいると、そのうちの一人がおっしゃる。
参加者から、でも、そう難しいことではないのではないかと発言があると、もう一人がピシャッと、そんな甘いもんじゃない。
環境大臣経験者も、できないと思っているのだから、もう少し政府も対応を考えたらどうなのか。
昨晩は、表参道のウィメンズプラザで、Sugizoさん他のロッカショトークに遅れて参加する。
その後、表参道で、このイベントを実現してくれた方々とSugizoさんと腹ごしらえ。
七月五日のX Japanのパリコンサートと洞爺湖サミットがバッティングして、困ったりするのは、世界中でSugizoさん一人だけだろう。
さて、BSEに関して、そんなこと知らなかったというメールをたくさんいただきました。
そこでBSE続き。
日本で発生したBSEには、山が二つある。
最初の波は、95年12月5日から96年8月5日の八ヶ月間に生まれた牛。この八ヶ月間に生まれた牛からBSEが十数頭発生している。
そして次の波は99年7月3日から02年1月13日の間に生まれた牛からBSEが発生している。
これはどういうことかというと、まず最初の八ヶ月は、輸入した飼料がBSEプリオンで汚染されていたことが考えられる。
そして、その飼料でBSEに感染した牛からつくられた肉骨粉を与えられて国内でBSEに感染してしまった牛が99年からの第二波の発生になったようだ。
01年1月10日に肉骨粉飼料が完全に禁止されたことにより、02年1月以降に生まれた牛からのBSE感染は発生していない。
BSEに感染している牛は今年の三月にも発見されているが、その牛も生まれは2000年である。
今後、BSEに感染した牛が発見される可能性はあるが、その牛も02年1月以前に生まれた牛であるはずだ。
汚染された飼料が完全に禁止されたことにより、国内では新たな感染牛は発生していないし、今後、その可能性はきわめて低いといえる。
できれば02年1月以前に生まれた牛を国が買い上げて、BSE検査をした上で、焼却処分にすれば、日本国内は清浄化される。
不必要な検査(20ヶ月以下の牛に対するBSE検査)をやめ、安全性をより高めるために、その検査をやめたコストでできることがある。