ずさんな新国立競技場

2013.11.29

自民党の無駄撲滅プロジェクトチームは、東京オリンピックのメインスタジアムと言われている新国立競技場プロジェクトのヒアリングを行いました。
Q なぜ、耐震改修ではないのか
現国立競技場を耐震改修すると700億円かかると推定される。
しかし、その場合、現在の54000席を大幅に超える座席数にはできない。
さらに現在、道路にかかっている部分を是正するので座席数が減少する。
現在の競技場は8レーンなのでそのままでは国際基準に合わない。
聖火台などのモニュメントは極力残すように努力する。
Q なぜ将来構想有識者会議に建築家が一人しかいないのか。
Q 都市計画、防災等の専門家がいなかったのはなぜか。
Q なぜ国際医療福祉大学大学院教授が委員長なのか。
2012年3月からコンペまでに一回約一時間から一時間半を三回開催した。
委員長の国際医療福祉大学大学院教授は元文科省事務次官である。
会議には建築家一人しかいないが、その下に文化、スポーツ、建築の三つのワーキンググループを作り、建築のワーキンググループには都市計画の専門家等が入っている。
Q コンペの選考過程の報告書が公表されないのはなぜか。
Q コンペの勝者との契約書はいつ公開されるのか。
Q 応募者が持つデザインの所有権と今後の設計の関係はどうなるのか。
Q 1300億円の前提条件との関係は。
立候補ファイルに間に合わせるためスケジュールがタイトだった。 そのため、設計を円滑にするために応募資格を絞った。
選考過程の報告書は提出する。
外国の委員は二名いたが、そもそも審査の日程は最初から合わなかったので来日はしていない。 一次審査はコストや工期で足切をしただけなので、外国の二名は参加していない。 二次審査の前に、日本からそれぞれに応募書類を持って説明に行った。
(1300億円の前提を2倍以上超えた作品がなぜ足切されなかったのかという問いに対して)スケッチのようなとてもコスト計算できないものを足切した。
選ばれた応募者との契約書は公開する。
今回のコンペはデザイン案のコンペであり、設計は別物。 しかし、デザインに関してのアドバイスをもらうことになっており、設計時にデザインを変更するにあたっては、本人の同意が必要になる。
今回のデザインを破棄して、新たなデザインに基づいて設計することも可能。 その場合の違約金については、契約書を参照しなければわからない。
1300億円というコストは、類似するスタジアムを参考にした。 類似するスタジアムとは日産スタジアムであり、工事費は700億円だったと承知している。
(700億円と1300億円は類似していないではないかという問いに対して)文化イベントを行うために屋根を開閉式にしたりした。
審査に当たっては、日本の文化等も考慮してもらった。 (あの応募条件では日本の文化や歴史に造詣の深い応募者はいないのではないかという問いに対して)審査では日本の文化や歴史という視点も入れてもらっている。
Q IOCへの最終プランの提示時期は。
東京都によれば、2015年2月までに最終のプランをIOCに提出しなければならない。
しかし、2019年のラグビーワールドカップに間に合わせるためには、基本設計を急ぐ必要がある。
Q 新国立競技場は、陸上競技場なのか、球技場なのか。
Q 2019年のラグビーワールドカップになぜ新国立競技場が必要なのか。
現在のプランでは、オリンピックの陸上競技は仮設のサブトラックを軟式球場につくって使うことになっている。 そのためのコストは14億円。
常設のサブトラックを作るためには270億円の用地買収費と14億円の整備費がかかる。
球技を行うときは可動式の座席が前に出て、トラック上にくる。
ラグビーのワールドカップは大会ごとに競技場の条件を決めるため、8万人は前提条件とはなっていない。 日産スタジアムは72327人を収容できる。
(ラグビーワールドカップには新国立競技場は必要ないではないかという問いに対して)8万人のスタジアムは招致にあたって議員連盟の決議がある。
Q 近年のオリンピック主会場と比較して、なぜ、この延べ床面積が必要なのか。
Q JSCが使用する施設が含まれているのか。
Q JSCがスタジアム通りに新設されるビルに移転するのか。
駐車場スペースは662台分。 東京ドームは500台、日産スタジアムは920台分。 東京都の条例によりこの規模の施設だと635台の駐車場スペースが義務付けられる。
詳細については、別途回答するが、当初求めたこの規模よりも多少、規模を縮小した。
JSCの現在のビルも、建て替えに引っかかるので、現在の西庭球場に新たにオフィスビルを建てる計画。 現在の面積は4500平方メートルだが、新しいビルは8000平方メートルになる。
Q 8万人という収容人員の根拠は何か。
Q オリンピック以降、どう使うのか。
Q 開閉式の屋根の必要性は何か。
Q 新国立球技場で音楽等のイベントを行うこととした場合、他の施設に与える影響はどうか。
Q 8万人を必要とするイベントはどれぐらいあると見積もっているのか。
オリンピック後には、年間11日程度の陸上競技の国際大会を開催することができるという見通し。 その前提として、14億円でサブトラックを仮設でつくる必要がある。 (注:日本陸連は別な意見)
屋根付きにすることによって100億円から150億円のコストがかかる。
しかし、8万人の屋根付きにすることによってコンサートなどの新たな利用が考えられる。
新国立競技場では年間12日間のコンサート利用を想定している。 こうした文化イベントにより、年間の収支に10億円のプラスがあると想定。
(文科省によれば、コンサートによる収入は2日間で8000万円。 12日間で4億8000万円)
新競技場は、収入が45億円、支出が35億円と推定。 その詳細な積み上げは提示する。
新国立競技場がコンサート等のイベントを行うことによる既存のスタジアムへの影響については考慮、試算はしていない。
2002年のサッカーワールドカップでは、新設7か所、改修3か所の合計10か所のスタジアムを準備した。 その大部分に関して、稼働率は高くなく、国際大会も多く実施されていない。



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