2004年7月21日号

2004.07.21

アスペンでのBrainstorm2004の写真は、ホームページの「太郎のアルバム」にアップしてあります。ご覧下さい。

午後二時から、東京都立久留米高校の生物部のみなさんとAT@K(アライグマ対策アット神奈川)の金田さんと一緒に、茅ヶ崎市で開かれたアライグマ及び外来生物対策のシンポジウムのパネリストをつとめる。
その後、鈴木善幸元首相のお通夜へ。

夜はデジタルハリウッド大学院へ。
ハリウッドのシナリオ分析の授業を聴講させていただき、社長(株式会社立の大学院だ)、校長と意見交換。
授業後の学生さんたちとしばらく日本のコンテンツ産業に関する意見交換。
例えば映画ならば、シナリオを書ける人材がいない、シナリオできちんと評価して投資するというシステムになっていないなど、明らかな問題点が指摘される。
芸術性をとやかく言う前に売れるもの、きちんと雇用を創造できる映画業界にしていくための努力が必要だ。コンテンツの振興は大事だが、政治・政府がやる前に業界がきちんとやるべきことがあるはずだ。
この大学院も特区を利用して設立されている。いろいろな規制の特例が適用されているが、中には運動場の免除というものもある。
社会人を中心とする学生が、夜間の授業を受けてコンテンツのプロデューサーやディレクターになろうという大学院にまで、運動場の大きさを決めているルールがどうかしている。
大学も市場で価値判断されるべきだ。大学を作る前に事細かな設置基準を満たさせるというのは、おかしな話だ。
最近設立された大学や学部などに、文部省からの天下りが何人いるか、大学の設置に関する審議委員会のメンバーになっている学者の弟子が何人採用されているか等を調べるとおもしろい結果が出そうだ。文部省の記者クラブに所属するジャーナリストの中でそういうことをやった人がいるだろうか。
だいたい、日本で最初に設置される分野の大学の設置基準を、官僚や他の分野の学者が作れるはずがないではないか。
大学を設立させて、市場が(受験者、就職先)その大学の価値を決めるべきだ。
なぜ、河村大臣はこの状況を見逃しているのだろうか。



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