2002年9月30日号

2002.09.30

内閣改造。
朝、内閣官房から電話があり、今日は政務官人事は無いとのこと。少なくとも今日はクビにならないね、と話していると、いつも手回しの良い山田秘書官から、辞表にとりあえず署名もらっといていいですか!?
 都合により辞職させていただきますという小泉総理宛の辞表に、都合によりではなくて、内閣改造により辞職いたします、という文面じゃないとおかしいんじゃないとか言いながら、署名。日付は後で入れますから、と山田秘書官。もう既に、政務官室の私物はダンボールに詰められているし。(役所では次の政務官のための説明資料作りが進んでいるし)
 今日は、テレビ番組の取材で、昼過ぎから撮影用の機材を持ったスタッフが議員会館の部屋に来る。それを見ていた通信社の記者が、廊下を走ってきて、河野さん、内示があったんですか? えっ、いやいや、ただの撮影。議員会館で同じフロアの谷垣さんが、機材を見て、おっ、呼び込みかい、といいながら階段を降りていく。と、数分後に、官邸を写しているテレビの画面に谷垣さんが。呼び込みで行くところだったらしい。
 秘書官から、人事の日は、新しい政務官に車がつくことになるので、明日は前任の政務官にはハイヤーが手配されますと言われ、ハイヤーは要らないよと断る。帰りは正面でお見送りをしますが、花束もってそのまま帰りますか、というので、花束もって歩いて議員会館に帰るよ。でも、雨降っていたら、地下からそのまま地下鉄に乗るので、講堂を出るところで見送ってね。
 とりあえず、引継書をせっせと書く。
 今度の内閣改造は、非常に良かったと思う。柳沢さんの交代が目玉だ。やはり自分が信じていることと違うことを大臣としてやるのは難しいだろう。下手に信念を曲げないところは柳沢さんらしい。ただ、公的資金に投入は断固やらざるを得ない局面にあり、大臣交代以外の選択は無かったはず。本当は、後任に塩崎恭久が良かったのだと思う。竹中経済担当、塩崎金融担当の二人ならなお良かった。もし僕が今、総理ならば、塩崎大臣、木村剛長官のコンビにする。ここは、副大臣人事での塩崎登用を待つことにしよう。

 結局、日本の原発行政はイカサマなのか。業界だけでなく行政も一緒になった雪印、日本ハムなどよりももっと悪質な消費者に対する裏切りではないか。きちんとした問題解明と責任者の処罰といった基本的なこともできない保安院の体制、経済産業省の体制を根底から変える必要がある。平沼大臣、しっかりやってください。



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