記者会見11月14日

2023.11.16

週末、秋のレビューを行いました。

今回は、予算事業に限らず基金あるいは規制改革についても議論をいたしました。

テーマ取りまとめは、行革推進本部の事務局のホームページに掲載をしています。

今回のレビューの結果は、11月下旬のデジタル行財政改革会議に報告をすることになります。

また、中身の指摘をいただいた予算事業につきましては、年末の予算編成を通じて来年度予算に適切に反映できるよう、予算当局とも連携をしていきたいと思います。

総理からは、デジタル行財政改革会議で基金の見直しについてご指示をいただいており、今回のレビューでも4つの基金を取り上げました。

基金についてはいくつか論点があります。

まず、基金の期間をどうするか。

今約190近くの基金がありますが、3割は終わりの時期が定まっておりません。

単年度予算の例外ということで基金を作っているわけですから、この基金で何を達成するのかという成果を見るのに、終わりがないと成果の検証のしようもありませんので、そこはまずきっちりやっていかなければいけないと思います。

二つ目は、基金の期間は5年なり、10年なり、いろいろあるのだと思いますが、そこにまず、何年分のお金を入れるのかというところはしっかり議論しないといけないと思います。

レビューの中でも3年程度の金額を入れてきっちり成果目標を達成できたかどうかみながらやっていくべきだというご議論もありました。

この基金の期間はどれぐらいにするのかというのと、そこへ何年分ずつの予算を入れていくのかというのは、2つの別々な課題ですが、それぞれ議論していく必要があると思います。

三つ目、成果目標のない基金がありますが、これはレビューのしようもないので、成果目標をきちんと出していただいて、基金としてそれが達成されているのかどうかというところはしっかり見なければいけないと思います。

それからもう一つ、この基金の事業を行うのために、一般社団法人などを経由して民間企業に再委託し、実質的には企業がやっているというようなものがありました。

それから、補助金をどこへ出すのかという実質的な審査まで民間企業に丸投げしてやってもらっているような基金がありました。

この基金の運営の仕方というものはしっかり見ていかなければいけないと思っております。

まずこのレビューの結果をデジタル行財政改革会議に報告した上で、総理の指示を仰いでルールを作っていきたいと思っております。

2件目、今週の木曜日、規制改革推進会議の中の健康・医療・介護ワーキンググループの第1回目を開催いたします。

例えば、熊本県では半径4キロの中に薬局ドラッグストアが1つしかない、1店舗しかないというような場所がありますが、早朝、深夜、あるいは地域によって必要な医薬品を購入できるお店が少なくて、円滑に必要なあるいは緊急性の高い医薬品を入手できないというようなケースが人口減少の中で増えております。

医薬品への適切なアクセスを確保するという意味で、デジタル技術を使えるところはこれを使いながら、国民の皆様が医薬品に円滑にアクセスするためにどうしたらいいのかという議論をやらなければいけないと思います。

3件目、公金受取口座につきまして、これまで申し上げていた誤登録の可能性の高い940件のうち、登録情報の修正が行われなかった616件につきまして、一両日中に登録情報の抹消を行います。

該当する方につきましては、登録情報の抹消後、マイナポータル経由で改めて正しい口座を登録いただくようにお願いをしたいと思います。

それからデジタル庁の方で新しいツールを開発して、公金受取口座を調べた結果、ログアウト忘れのシステムを入れる以前に誤登録されていた可能性の高い227件を新たに発見することができました。

この227件につきましては、もうマイナポータルでの閲覧を不可とするような措置を講じておりますが、今週金曜日に登録口座の変更手続を書留郵便でご案内いたします。

この郵送物を受け取りになられた方は、案内に沿ってご自身の口座の変更をしていただくようにお願いをしたいと思います。

この登録情報の変更について、デジタル庁から金銭の支払いを求めたり、口座情報の提供を口頭で求めるということはありませんので、詐欺などについてはご注意をいただきたいと思います。



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