新型コロナウイルス感染症の今

2020.10.30

日本ではこれまでに約96,000人が新型コロナウイルスに感染しています。

これは日本の全人口の約0.08%にあたります。

年代別に見ると20代が最も感染率が高く、20代の人口の約0.2%が感染しています。

新型コロナウイルスに感染して重症化する割合は年齢によって違います。

30歳代の重症化率を1として各年代の重症化率をみると
10歳未満 0.5
10歳代 0.2
20歳代 0.3
30歳代 1
40歳代 4
50歳代 10
60歳代 25
70歳代 47
80歳代 71
90歳代 78

最近では治療法が確立されつつあり、感染しても重症化する割合も死亡する割合も低下しています。

年代別重症化する割合
年齢    6-8月 1-4月
0-9   0.09 0.69%
10-19 0.00 0.90
20-29 0.03 0.80
30-39 0.09 1.52
40-49 0.54 3.43
50-59 1.47 6.40
60-69 3.85 15.25
70-79 8.40 26.20
80-89 14.50 34.72
90-   16.64 36.24
全年齢   1.62 9.80

年代別死亡する割合
年齢    6-8月 1-4月
0-9   0.00 0.00%
10-19 0.00 0.00
20-29 0.01 0.00
30-39 0.01 0.36
40-49 0.10 0.61
50-59 0.29 1.18
60-69 1.24 5.49
70-79 4.65 17.05
80-89 12.00 30.72
90-   16.09 34.50
全年齢   0.96 5.62

新型コロナウイルスに感染した人のうち、他人に感染させているのは2割以下で、多くの人は他人に感染させていないと考えられるようになりました。

新型コロナウイルスに感染した人が他人に感染させる可能性がある時期は、発症の2日前から発症後7-10日間、特に発症の直前、直後にウイルスの排出量が増えると考えられています。

感染した人がマスクをした場合、感染者と接する人が吸入するウイルス量は60-80%減少し、感染者と接する人がマスクをした場合、ウイルス吸入量は20-40%減少すると報告されています。

新型コロナウイルス感染症は、軽症の場合、経過観察のみで軽快することが多く、必要な場合には解熱剤などの対症療法を行います。

呼吸不全を伴う場合には、酸素投与やステロイド薬、抗ウイルス薬(レムデシビル)を投与し、改善しない場合には人工呼吸器などによる集中治療を行います。

入院時に重症だったケースで、6月5日以前に入院した症例ではレムデシビルの投与は0.9%でしたが、6月6日以降に入院した症例では21.0%がレムデシビルの投与を受けています。

また、入院時に重症だったケースでステロイド薬の投与を受けたのは6月5日以前では23.1%に対して、6月6日以降の入院では39.7%となっています。

この結果、入院時に重症だった50-69歳で、6月5日以前に入院した症例では死亡した割合が11%だったのに対して、6月6日以降に入院した症例では1%に低下しています。

また、この割合は70歳以上の症例で6月5日以前には31%だったのに対し、6月6日以降の入院では21%となっています。

日本は、ファイザー、アストラゼネカ、ノババックスの各社が開発中のワクチンの供給を受ける予定です。

感染するリスクが高いのは
飲食を伴う懇親会
大人数や長時間に及ぶ飲食
マスクなしでの会話
狭い空間での共同生活
居場所の切り替わり(休憩時間など)



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