2003年3月31日号

2003.03.31

卒業の季節。
太郎塾の学生メンバーからも卒業していくし、なぜか卒業できない奴もいる。国際関係をやりたいので海外留学する人から、法学部を卒業しても仏像の修復を学ぶために学士編入するひともいて、多士済々。
新しい学生メンバー募集中です。

今日は、昼間、突然に待ち時間がたくさんできたので、ジョン・ケネディ大統領が上院議員時代に書いた Profiles in Courage を引っ張り出して読む。
アメリカに行ってすぐ、マサチューセッツ州のアンドーバーという田舎町で、サマースクールに通っていた時に、町の本屋で見つけて買った古い本で、そのころは辞書と首っ引きで読んだ懐かしい本。ダニエル・ウェブスター、ヘンリー・クレイ、ジョン・カルフーン、サム・ヒューストン、トーマス・ハート・ベントンなどが活躍した1850年ごろの上院議員を描いた章がすごく印象に残っていた。
二十年ぶりぐらいに読み返した。辞書なしでも読めるようになっていて、この二十年間に多少の進歩あり。

鳩山家の音羽御殿に初めて伺う。日韓の議員交流の一環で、韓国から与野党の議員が来日。レセプションが音羽御殿で開かれた。
きっと私の祖父の河野一郎は何度も足を運んだのであろう。ホストの鳩山由紀夫代議士にご挨拶。
韓国は、北朝鮮の問題もあり、国会議長(私の事務所のスタッフの李さんの昔のボス)が、与野党の議員を集め、外交問題を徹底して議論して意見を集約した後、日本を含め各国に議員団を派遣し、議員外交をやっている。
外交に関しては、日本もせめて連立与党と民主党がきちんと議論した上で、超党派で日本の立場を海外に説明するということが必要なのだろう。
外務省の官僚がここはこの道しかないとわめくのではなく、政治家がきちんと国民に説明しながらリーダーシップをとり、役所は事務を司るという本来のあり方に戻さなくては。
友人のウォン・ヒーリョン議員の日本語がみるみる上達している。レセプションでは彼とは英語でなくて、日本語で話が通じてしまうほどだ。さすがにソウル大首席卒業、司法試験首席合格の実績は伊達ではない。しかし、このままではまずい。
時代は日本語、英語、プラスワンだ。



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