2002年5月15日号

2002.05.15

先生方の指示通りに、わかめ、こんにゃく、ごぼうを避け、そばとカレーを食べずに一週間。しかし、この一週間の食事の量がばれたら、再入院になりそうだ。うー、今日も腹半分どころか...。
阪神がまだ首位だから、某先生も機嫌いいだろうか。
せっせと緑の中を毎日歩く。まだ、体力のほうは追いつかず、毎日せっせと昼寝もする。逆Tの字の傷はだいぶきれいにおさまり、腹水を出していたドレインの穴もふさがりつつある。

北村直人代議士が北海道十三区の自民党支部長に就任した。支部長だけでなく、次期総選挙の党の公認候補として、直ぐに決定する必要がある。それが自由民主党としてのけじめのはずだ。
議会制民主主義を守るということと、政党として、不適切な候補者を排除するということは分けて考える必要がある。議員辞職勧告決議案なるものは排除して当然だが、それで終わってしまっては、自民党とはいったい何なんだということになってしまう。

議員の秘書が逮捕されたのだから、議員が辞めないのはおかしいという声が野党の一部にある。普段、人権ということを声高に訴えている議員からもそういう声が上がっている。おい、おい、人権というものは、政府、権力から個人を守るはずのものではないのか。
国会議員には不逮捕特権というものがある。その秘書にはない。もし、秘書が逮捕された議員が辞職しなければならないならば、権力の暴走は極めて容易になる。狙いをつけた議員の秘書を逮捕してしまえばよいことになる。議員本人の逮捕許諾請求の必要もなくなる。
逮捕され、起訴された人間が有罪かどうかを決めるのは、司法であり、司法が有罪と認めるまでは、推定無罪の原則が成り立つはずだ。
だから、司法がきちんと独立しているならば、権力の暴走はチェックされる。
秘書の逮捕で議員が辞職しなければならないならば、検察のナントカ費に目をつけて調べだした野党議員に対して、検察が、その秘書を逮捕させて、目の上のたんこぶになった議員を辞職させてしまうなどということが起こりえるではないか。
日本の野党は、権力の怖さを知らなさすぎる。
鈴木宗男代議士事件で、野党が声を上げるべきは、自民党の北海道十三区における対応であり、鈴木代議士の議席云々ではない。
ワイドショー的なスキャンダル叩きではなく、政策的な議論をきちんと提示して政権を狙うきちんとした野党をつくらないと。もちろん、その前に政党として一本化された政策を持ち、クリーンな与党をつくることが先決です、はい。どうもすみません。

ただ、議運委員長の解任動議というのはいただけない。賛否同数になったら、委員長が決裁することになっているのだし、その判断が自分と違うからといって、解任動議をいちいち出すのか。民主党も政策議論ができる執行部を選んでくれ。



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