2001年1月26日号

2001.01.26

党の体質改善のために、今すぐにでも動きだそうという若手と、いや、二、三月に一波来るからそれを待つべきだという考えと交差している。
いずれにしても国会が始まるまでみんな地元だからなかなか相談もできない。この慣れはいったいなんなんだ。危機感が行動に結びついていかない。橋本派の二回生がどれだけ危機感を行動に出せるのだろうか。

政調会長代理を前に、山本環境部会長と私、それに伊藤達也経済産業部会長、細田、大村両代議士で、フロン回収法の打ち合わせ。
経済産業省は、家電リサイクル法が悪評ぷんぷんなものだから、排出者負担ということにこだわっている。フロンのようなガスがそれで回収できるものか。役所のメンツで、行政をやられても困る。フロン法のおかげで自動車リサイクル法案の検討がどんどん前倒しになる。細田自動車小委員長などは、とうとう今年の夏までに枠組みを固めて...。
自動車リサイクルのお金の流れがほんとうにうまくいくだろうか。たとえば、愛知県出身でトヨタの地元選出、自動車リサイクルPTの事務局の大村代議士は、自動車業界のコストダウンについて、メーカーが部品メーカーと一緒になってコストダウンを実現し..、という美しい絵を強調するが、自動車メーカーに部品供給をする部品メーカーの下請けに部品を供給する中小企業にいた私は、メーカーが工場にまで手を突っ込んできて、という側面がどうしても頭に浮かぶ。この視点の違いが、自動車リサイクルのコスト負担とカネの流れで、自動車メーカーから解体、リサイクル業者に金を流しても良いと考えるか、それでは必要なコストがカバーされないかもしれないと考えるかにつながってくる。

フロン法案では、向かい合って座っていた細田代議士と、すぐ直後のIT議連の事務局の打ち合わせでは隣り合って座る。各省のIT予算をまとめて報告を受ける。十二年度の補正で、七千億円を超え、十三年度では一兆九九九九億円がITに投入される。
細田さんとは最初に在外邦人の選挙権問題で一緒になり、細田外交部会長時代にいろいろとご一緒させていただき、国立の小中学校に太陽光パネルを設置する補正予算では強烈な援護射撃をいただき、原発の推進法で全面戦争になり、ITではご一緒し、フロンでは...。



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