続どーしても核燃料サイクルをやりたい

2016.11.29

どーしても核燃料サイクルをやりたい経産省、続き。

どーしても核燃料サイクルをやりたい経産省は、次々と奇妙な資料を作る。

「再処理したら新しい燃料が一割、二割」に続いて、今度は、再処理したら廃棄物の有害度が低減する!

使用済み核燃料を直接処分すると潜在的有害度が天然ウラン並みになるまで10万年かかるところ、再処理すれば8千年に短くなり、体積比でも四分の一に減容化できるという資料を、経産省がせっせと配る。

私がギャンギャンと、いい加減なことを言うなと自民党の会議で噛みつくものだから、最新の資料にはとうとう注釈が付いた。

「再処理後のガラス固化体からは、ウラン、プルトニウムが除かれるため、放射能による有害度が低減される」。

翻訳すると、「ミカンの皮をむくと、ミカンの実が取り除かれるので、ミカンをそのまま捨てるより、皮だけ捨てる方がゴミは小さい」。

そりゃそうだが、ミカンの実はどうするんだ!?

経産省を呼んで説明させると、また、例のプルトニウムと回収ウランで新しい燃料が...だから、できないって。

回収ウランは貯蔵しておくだけだし、プルトニウムは高速増殖炉がないから使えない。コスト高のMOX燃料でお茶を濁すのが関の山。

とりあえずウランとプルトニウムを使用済み核燃料から取り出して、使い道がないから溜めておく。いずれそれも捨てなきゃならなくなるが、とりあえず、それを取り除いた高レベル放射性廃棄物は、使用済み核燃料そのものよりも放射能による有害度は低く、体積も小さいって、それじゃ子供相手の詐欺だろう。

つまり、ミカンと比べてミカンの皮だけを捨てるならば、そりゃそっちの方が小さいが、食べられないミカンの実はどうするんだ?

つまり、ごみの収集日にきちんとごみを全部出す家庭よりも、これは資源だからといってごみをため込むごみ屋敷の方が、ゴミの収集に出すゴミの量が少ないからよいと経産省は言っているわけだ。

分離されたプルトニウムは使用済み核燃料の中に入っているプルトニウムよりも扱いやすく、テロリストフレンドリーだし、核不拡散にも逆行する。

いずれ捨てなければいけないミカンの実をとりあえず外して、ミカン全体よりもミカンの皮だけの方がゴミの量が小さくなるでしょという資料になんか意味があるのか。

世耕さん、たぶん部下もごみ屋敷は嫌だと思ってますよ!



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