ハイブリッドはガラパゴスか

2014.08.06

ハイブリッド車はガラパゴスだという主張がヨーロッパの自動車メーカーから出されているらしい。

ハイブリッド車はエコだというが、レアアースを使用し、古くなった電池の処分も問題になるので、それならばレアアースや電池を使わない小さいエンジンをベースにしてスピードアップをはかるほうが環境にやさしいという主張だ。

日本のメーカーの技術的なリードを、ルールの変更で打ち消してしまおうということのようだ。

そして、どうも国際的な認証機関が一緒になって小型エンジンの安全性、環境適合性を認証する仕組みを作り上げて、自動車市場が伸びている国々に売り込んでいるらしい。

この例だけでなく、規格、基準の認証機関が、様々な国の政府に対してロビー活動を積極的にし始めている。

国際的には売り上げが4000億円を超えるスイスのSGSとかフランスのBureau Veritasなどは100か国以上に事業所を展開している。

ドイツのTUVなども14000人近い従業員を抱えている。

アメリカのUL、ドイツのDEKRA、ノルウェーのDNV、イギリスのIntertekなどはそれぞれ売り上げが1000億円を超えている。

それに対して日本では日本品質保証協会(JQA)がダントツに大きいようだが従業員820人、売上高142億円と段違いに小さく、しかも海外展開などできていない。

海外では認証機関が自ら安全基準を策定し、それを各国の標準に取り込ませたり、各国のルールメーキングに参加して規格・基準づくりに加わると同時に、その検査方法、検査機械に関与し、極端なときはそれを独占したり、関与したことをテコにコンサルティングビジネスを拡大したりしている。

認証機関のM&Aなども当たり前に行われている。

ところが日本は、極端なことを言えば商品ごとに認証機関があったりする。

マーガリンは日本食品油脂検査協会、醤油は日本醤油技術センター、植物油は日本油脂検査協会、ハムは食肉科学技術研究所、水道用機材は日本水道協会....

1品目1機関が認証をしていることもあり、手数料などに競争がない。

非常勤理事に1000万円以上の給与が支払われていたり、天下りの巣窟になっていたり。

規格認証をテコにしたさまざまなルールの競争が行われている中で、ひょっとすると日本はガラパゴスになっている。

役所に関連のある認証機関を無駄撲滅プロジェクトチームで検証する。



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