アフガニスタンの治安維持

2009.03.06

イギリス人のインターンのバーナビーがニコニコしながらロンドンタイムスの切り抜きを持ってくる。ご両親がわざわざ送って下さったものだそうだ。

麻生総理がしかめっ面して頭をかいている写真の下に総理の漢字読み間違いについての記事。

記事の下のKanji Mistakesというコラムに日本語で漢字を間違えるということは英語だとどんな感じになるかということが書いてある。
"Dankon no sedai (penis generation) for Dankai no sedai (baby-boomer generation): Bill Clinton is an outstanding member of the penis generation."

麻生総理の祖父、吉田茂は新聞はロンドンタイムズしか読まないとおっしゃった方だが、最近はどの新聞を読まれるのだろうか。

テロとの戦いで、いわば主戦場になるアフガニスタンには、約八万人の警察官がいる。徴税機構も機能していないこの国で、治安を維持する警察官といえどもなかなか給料はもらえない。地域によっては警官か追いはぎかよくわからんというところもあるようで、予定されている大統領選挙をきちんとやり遂げるためには、軍隊だけではなく町々で治安を維持する警察官のモラルの向上と訓練が必要だ。

日本は、アフガニスタン全土の全警察官八万人の給与をODAで負担する。とりあえず大統領選挙までの半年間、約150億円。

こういうODAをやっていることを、もう少し宣伝しても良いかなと思う。メディアもこういう日本の取り組みを報道しても良いのではないかと思う。

ちなみに中曽根・クリントン外相会談の後、この日本の取り組みなどを記者会見で発表するはずだったのが(NHKが生でカバーするはずだった)、例のあれで飛んでしまった。
そりゃ二、三日は世界的にもあれがメインかもしれないが、その後、半年はどう考えてもこちらのほうがニュースとしては重要だろう。
ISAFといっしょにブーツオンザグランドなどと言っている人もいるが(もはやいたかか)、日本にもやり方はいろいろある。

ODAもがんばっているものもある。



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