2003年3月25日号

2003.03.25

朝、National Bureau of Asian Research主催の会議のキイノートスピーチ。
本来は、ナンシー・カッセバウム駐日大使夫人のスピーチの後のはずだったのが、べーカー大使ご本人も出席され、カッセバウム夫人、べーカー大使がお二人とも話された後のスピーチになり、緊張。
(ちなみにべーカー大使夫人のナンシー・カッセバウムさんもアメリカの上院議員を三期18年勤めた。)
日本経済の立て直しに近道は無いこと、政治が必要な改革を全て邪魔しているため政治の改革が必要なこと、日米同盟は中国が民主化されるまで必要なこと、日米同盟は両国の共通の価値観の元での同盟でなければならないこと、国連の分担金の二割を負担している日本が意思決定に関わることができず、しかも復興費の二割負担ということでは日本の納税者を納得させることはできないであろうことなどを話す。

本会議で、議員辞職勧告決議案。
この馬鹿馬鹿しい決議案については、ホームページの鈴木宗男代議士に関する決議案の項を参照されたし。
今日の本会議でもっと馬鹿馬鹿しかったのは、議長だ。
衆議院で呼び出しを務める下村代議士がこの決議案を動議で出す。
議長が、これを議題とすることにご異議ありませんか、と尋ねたので、立ち上がって大声で異議ありと叫んだ。ぼくの議席は議長の正面だし、声の大きさには自信があるし、間違いなく議長にぼくの意思は伝わっているはず。しかし、議長は、ご異議なしと認めます!
なんだよ、それ。
いかに、今の国会が形骸化しているかを表す典型的な例だ。
国民の知らないうちに、この国の民主主義はおかしくなっている。
決議案に反対なのではなく、この決議案を審議することにも反対なので、退席する。退席する時に、野田国対委員長の横を通ったので、議長のあんなやり方をなんで認めるのか、となじる。
そのうちに冷静になってふと気がつくと、野田さんは、民主党の国対委員長だ。いけねえ、頭に血が上っていて、中川さんと間違えた。あわてて野田さんを訪ね、お詫びする。
なんで、俺が怒られるのかと思ったよ、と。ごめんなさい。



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