マールブルグ病

2022.07.22

7月17日、WHOは、ガーナ国内アシャンティ州で初めてマールブルグウイルス病の症例2例を確認した旨公表しました。

マールブルグウイルス病は、エボラ出血熱と同様に致死率が高い感染症で、主として感染者の体液等(血液、分泌物、吐物・排泄物)に触れることにより感染します。

1967年8月、当時の西ドイツのマールブルグとフランクフルト、およびユーゴスラビアのベオグラードでウガンダから輸入されたアフリカミドリザルの解剖を行ったり、血液に接触した研究職員、および片づけを行った者など合わせて25名が感染し、7名が死亡しまし、マールブルグ病(Marburg disease)と称されるようになりました。

別名ミドリザル出血熱(Vervet monkey hemorrhagic fever)とも呼ばれますが、マールブルグ病の発生にサルが関与したのはこの1967年の事例のみで、以後のアフリカでの発生ではサルとの接触は知られていません。

その後、アフリカのケニア、ジンバブエ、ザイール(現コンゴ民主共和国)、南アフリカなどで発生し、いずれも1、2名の死者も出ていますが、 エボラ出血熱のように一度に多数の感染者・死者を出した例はありません。

現在、特別な治療法はなく、対症療法となります。

潜伏期間は3日から10日で、突発的に発症し、発熱、悪寒、頭痛、筋肉痛に続き発疹がみられ、その後、症状は悪化し、黄疸、全身衰弱、精神錯乱、出血、多臓器不全をきたし、死に至る場合があります。



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