中央アジア出張(ウズベキスタン・カザフスタン)

2026.05.09

中央アジアのウズベキスタンとカザフスタンに井上信治、鈴木けいすけ両代議士と一緒に出張しました。

外務大臣時代に「中央アジア+日本」外相会議でタジキスタンのドゥシャンベを訪問したことがありましたが、この2カ国訪問は初めてです。

ウズベキスタン与党のウズベキスタン自由民主党から、日本の自由民主党との政党間交流を始めたいというお誘いがあり、これまでオンライン会議などを行ってきましたが、今回、自民党の国際局長として、正式に政党間交流の覚書に署名することになりました。

また、ウスベキスタン下院議員との間で、議員フォーラムを行なうことになりました。

カザフスタンでも先方の下院の委員長と意見交換し、原油の代替調達に関しても、関係者との会談を行いました。

5月1日

11;05 成田発 HY528

16:10 タシケント着

17:30 英利外務大臣政務官のサイードフ外相への表敬に陪席

2国間の外相同士が会談する場合は「会談」ですが、片方が副大臣、政務官などの場合は、相手の外相に敬意を表して外相への「表敬」と言います。

表敬であっても実質的な会談になる場合ももちろんあります。

英利アルフィヤ外務大臣政務官は、ウイグル語をはじめとする中央アジアのテュルク語系の言語が話せる、理解できるとあって、今回訪問した2カ国で絶大な人気でした。

多くの会議では、ロシア語が使われ、日本語ロシア語の通訳が入りましたが、いくつかの会議は英語で行いました。

18:30 ハイトフ・ウズベキスタン自由民主党代表主催夕食会

 

5月2日

7:30 タシケント発 高速鉄道766F

9:43 サマルカンド着

10:30 サマルカンド州副知事との会談

12:00 サマルカンド州政府主催昼食会

14:30 サマルカンド市内視察


レギスタン広場。


ティムールと家族の墓石@グル・アミール廟


シャーヒズィンダ廟群


イマーム・アリ・ブハリ廟
大統領肝いりのプロジェクトとして新しく建立された廟で、今回も大統領の強いおすすめで訪問しました。


サマルカンドの市場で売られているサマルカンドのパン。

18:00 平田大使主催夕食会@Labi Gor

20:01 サマルカンド発 高速鉄道777F

22:30 タシケント着

 

5月3日

10:00-11:30 日本・ウズベキスタン議会間フォーラム


ウズベキスタン下院の本会議場。

12:00 自由民主党・ウズベキスタン自由民主党政党間交流覚書署名式


ハイトフ・ウズベキスタン自由民主党代表と覚書に署名しました。
先方は自民党の旗も製作して迎えてくれました。

13:30 ウズベキスタン下院主催昼食会

15:00 タシュクーロフ司法大臣表敬

15:30 イスラム文化センター・ナボイ劇場視察


日本人抑留者が戦後、建設に従事したナボイ劇場。


ナボイ劇場には日本人抑留者のことを記したプレートが設置されています。

16:30 日本人墓地献花、抑留者資料館視察


こちらでなくなった日本人抑留者の墓地です。


三代に渡ってこの墓地を守ってくれている墓守の方。
先代には旭日章が贈られました。


日本人抑留者の記念館の館長。おじいさんが私財を投じて建てられ、そのお孫さんが館長を受け継いで記念館を守ってくれています。


世界に2冊しかない本。もう1冊は天皇陛下に献上されました。

19:00 タシケント発 HY721

21:00 アスタナ着

 

5月4日

カザフスタンの原油の生産量は、200万バレル/日、約一億トン/年で、そのうち80%が輸出され、70%がCTCパイプラインと呼ばれるパイプラインでロシアから積み出されています。

カザフスタンの原油の多くは長期契約で売れらているため、すぐに代替調達というわけにはいきません。

INPEXが2割弱の権益を持って、これまではイタリアに販売していましたが、まずはそれを日本向けにシフトしていくことになるでしょう。

カザフスタンは、国内の可能性があると思われる15地区のうち開発されているのは5地区だけとあって、海外からの探査への参入を求めています。

探査したところが当たれば、そこの権益を認めるというわけです。

4月30日に30の鉱区で探査のための入札が行われましたが、日本からの参入はありませんでした。

内陸国カザフスタンからの原油の積み出しは、パイプラインでロシアの黒海の港まで送り、そこから積み出しますが、VLCCと呼ばれる最大級の原油タンカーはボスポラス海峡を通れないため、スエズマックスと呼ばれるサイズの船で60日かけて日本に持ってこなければなりません。

カザフスタンの原油ビジネスに参入するのは敷居が高くなります。

探査して、原油をあててから採掘してというのを考えれば、とても今回の代替調達には間に合いませんが、中東への依存度を下げるという長期的な目標には合致します。

カザフスタンには最高品質のクロムやウラニウムなどの鉱物資源もあり、こちらはすでに日本にも輸出されています。

中央アジア5カ国すべてを安倍首相が訪問したことがありましたが、未だにそのことが話題の中心になっているようでは出遅れ感が否めません。

カサフスタンには日本人駐在員が150人から200人いますが、韓国からはすでに1000人を超え、中国からは数十万人とも言われます。

民間企業の中央アジア戦略の立て直しが必要です。

10:30 ガズムナイガス総裁との会談

12:00 英利外務大臣政務官のバカエフ外務副大臣表敬に陪席 

13:00 昼食

14:45 日本人死亡者慰霊碑献花

17:00 カザフスタン下院 クスパン国際問題・防衛・安保委員長、サビルヤノフ経済改革・地域開発委員長、ジャンビルシン生態学・自然管理委員長との懇談


下院の有力三委員長との意見交換、この後、本会議場の見学を挟んで、夕食を取りながら続きました。


下院の本会議場。
カザフスタンでは二院制を一院制に、また、選挙は、政党の力を強めるために比例代表制に移行していくようです。


カザフスタンもウズベキスタンも本会議場には電子投票のシステムが導入されています。

17:40 同上委員長主催夕食会@下院

19:00 英利外務大臣政務官のアクバロフエネルギー省副大臣表敬に陪席

20:00 飯島大使主催ブリーフィング兼夕食会@大使公邸
内陸国とあってなかなか新鮮な魚も手に入れにくい中で、公邸料理人が頑張っています。

 

5月5日

9:25  アスタナ発 KC852

11:05 アルマティ着

13:00 アユサイ渓谷視察・昼食


サンドイッチのようですが、挟んであるのは牛の脳味噌だとか。

15:15 カザフスタンジャパンセンター(KJC)及びナルホーズ大学視察

私立のナルホーズ大学に設置されているカザフスタンジャパンセンターを訪問しました。

JICAが始めたプロジェクトで10年以上前にJICAから移管されました。


カザフスタンの学生が描きました。描いた本人は日本留学中。


いろんな漫画や本がありました。

17:10 バザール内一村一品運動ショップ視察

キルギスで成功している一村一品運動をカザフスタンでも広げようとバザールの一画に一村一品用の販売所が設けられています。


石けんです。

19:00 在カザフスタン日本企業トップとの夕食懇談会
六社のトップの方々からお話を伺いました。

 

5月6日

1:00  アルマティ発 KC909

10:50 インチョン着

12:20 インチョン発 OZ104

14:55 成田着



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