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デジタル庁の調達
2024.04.03
デジタル庁におけるスタートアップ調達について、令和5年度の契約状況が取りまとまりましたので報告をします。
令和5年度の中小・スタートアップ企業との契約は、件数ベースでいうと令和4年度の33件が、令和5年度は93件、約3倍になりました。
金額ベースでは、令和4年度の26億円から66億円、2.5倍になってます。
ただ件数でいうと、令和5年度はトータルの36%と3分の1以上が中小スタートアップ企業との契約ですけども、金額ベースだと66億円、全体の8.4%と1割弱でしかありません。
その差があるのが課題かと思っております。
また昨年4月から今年2月まで、デジタル庁の調達に入っていただいた事業者は再委託企業を含み715社ですが、そのうち新規参入事業者は約65%の462社と非常に多様な企業に関与していただきました。
この結果については令和5年度から高い技術力や企画力を重視すべき案件はプロポーザル型企画競争での調達を開始したことに加えて、スタートアップの参入を促すための施策として、年間の調達計画を早く開示し、また、再委託を含む受注企業のリストを公表しました。
こうしたいろいろなことが寄与したものだと思います。
令和6年度からは新たにシステム調達においてスタートアップ企業に加点する仕組みを実施していきます。
今後、幅広く新規参入業者の受注が増加していく中で、業務の遂行に支障が出ないように、受注者としっかりコミュニケーションをとったり、あるいは発注側の能力の向上にも力を入れていきます。