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まだある未整理の戦争の遺産
2013.06.20
以前のブログで旧臨時軍事特別会計のことを書いた。
「まだ終わっていない戦争の決算」
http://www.taro.org/2013/04/post-1336.php
調べていくと日本銀行にも「戦時未整理国庫金」というのがあり、戦時中の債権債務が載せられているらしい。
厚労省では社会援護局が旧臨時軍事特別会計の債権を引き継いでいる。
外務省ではアジア大洋州局に外地整理室という組織があり、旧「外地特会」の債権債務を管理している。この旧外地特会は、昭和20年度の決算がどうも終わっていないのではないか。
旧臨時軍事特別会計を閉鎖するためには(あるいは区分経理を終えるためには)、旧臨時軍事特別会計で不足している197億円の穴埋めが必要だ。
しかし、これはどうも単に会計上の問題で、実際には国からのキャッシュアウトにはならない。
どうもこうしたものは、前任から引き継いだので大事に抱えて次に引き継ぐという形で受け継がれてきたようだ。
戦後70年を目指して、こうした未整理の国の予算を始末していこう。