お勧めの5冊

2013.01.30

昨年11月のパレスチナ出張から総選挙、年末年始と走り続けて疲れがたまったのか、抵抗力が落ちて、体調不良でいくつかの会合をキャンセルすることになり、関係者にはご迷惑をおかけしました。
私が愛読している山内康一代議士のブログが、毎年、その年のお勧め本を10冊選んでいる。
その第一位になっているのが「『常識』としての保守主義」櫻田淳著。この本については、かつてこのブログでも取り上げた。
( http://www.taro.org/2012/06/post-1213.php )
そこで、山内代議士の向こうを張って、これを入れて最近読んだお勧め五冊を取り上げてみる。
From Beirut to Jerusalem Thomas L. Friedman著
1980年代末にトム・フリードマンを世に送り出した一冊。私が敬愛するニューヨーク在住の伯母から勧められて読んだ中の一冊。
(そういえばDaVinci Codeもこの伯母に勧められて読んだ。)
シンガポールに駐在しているときに読んだのが最初だったが、今回の総選挙の移動時間用にと鞄に入れて、新幹線の中で再び読んだ。
すでにアラファト議長は亡くなり、アサド大統領も代替わりしているが、ここに書かれている中東は全く色あせていない。
パレスチナは相変わらずだし、シリアではこの本でいう「ハマ・ルール」が再び起きている。
中東を理解しようとするならば、必読の一冊であることは変わらない。
英仏百年戦争  佐藤賢一著
佐藤賢一の『黒王妃』を読んだついでに本棚から引っ張り出してもう一度読んでみた。
佐藤賢一は、小説フランス革命シリーズはもちろん、かなり読んでいるが、この本と講談社現代新書の「カペー朝―フランス王朝史1 」はお勧めだ。
なるほどヨーロッパの封建制度とはこういうことなのかと目から鱗の思い。
もし学校の歴史の授業でこの二冊を読んでいれば、ヨーロッパの中世の現実をもっとよく理解できたはずだ。
ヨーロッパ中世の歴史を読もうとするならば、まず、この本を読んでから。
そういえば現代新書の「フランス王朝史2」はもう出たのかな。
The Making of the President 1968 Theodore H. White著
大統領選挙の内幕を描いた有名なシリーズだが、2010年にハーパーペレニアル社からポリティカルクラシックシリーズとして再版された。
ジョン・ケネディが勝った「The Making of the President 1960」がなんといっても一番おもしろい。
しかし、1968年の選挙では、現職のジョンソンが再選出馬断念に追い込まれ、共和党では大統領選挙と知事選挙に負け続けたニクソンがロムニー(父)やロックフェラーを予備選挙で破ってカムバックし、民主党ではユージン・マッカーシーが旋風を巻き起こし、本命のロバート・ケネディがカリフォルニアの予備選挙を勝った直後に暗殺され、シカゴの民主党大会が暴動に飲み込まれ、そして最後に得票数にしてわずか0.7%の差でニクソンがハンフリーを抑えて勝つ。
このシリーズの優れているところは、この当時のアメリカの社会がどのように変わりつつあるのか、それがどうこの時代のアメリカ政治に反映されていったのかを丁寧に解説しているところだ。
わずか40年前のアメリカ社会がこんなだったとはと驚く。
そして2010年版の表紙が勝ったニクソンでなく、ロバート・ケネデイであることは...。
覇王と革命 中国軍閥史1915-28  杉山祐之著
じつはまだ読んでいる最中だ。
中国の歴史の本を読んでも、孫文から毛沢東の間がいつもはしょられているようで不満だったのだが、そこを埋めてくれそうだ。
袁世凱末期から蒋介石までの歴史の変わり目の人間模様が生き生きと描かれている。



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