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原子力予算組み替えの提案
2011.11.17
昨日、今日と二日間の衆議院決算行政監視委員会の小委員会による事業仕分けは成功だったと思います。
予算委員会のように、スキャンダルを延々やったり、閣僚をけなしたりということがなく、きっちり政策。
予算委員会のように1人が持ち時間をずっとやるのではなく、小委員会のメンバー全員が議論に参加する。
それぞれが様々な視点で準備してきて、議論聞いていても勉強にもなります。
毎週1回、小委員会を二つの分科会に分けて、きっちり仕分けしていきましょうと提案しました。
さらに、民主党の平智之代議士とタッグを組んで、もんじゅ廃止、再処理から直接処分への路線転換、原子炉の廃炉、プルトニウム処分に予算を組み替えるように提案しました。
平智之代議士の集計で、経産省の原子力関連予算合計1555.2億円のうち、中間貯蔵・最終処分関連予算が62.5億円、シビアアクシデント対応58.1億円あわせて原子力関連予算のわずか8%。
予算の90%以上は、今、原子力関連で本当にやらなければならないこと以外に使われている。
文科省の原子力関連予算は、2329億円。そのうち中間貯蔵・最終処分に82億円、4%。シビアアクシデント対応は0。
この原子力予算を根本から組み替えて、核のゴミのとりあえずの中間貯蔵、再処理と高速増殖炉もんじゅの開発を止めて直接処分に切り替える、40年経った原子炉を廃炉にする、保有するプルトニウムを処理するということに思い切って使うべきだ。
決算行政監視委員会が生まれ変わりそうだ。