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後ろから鉄砲
2010.10.19
馬淵国交大臣が今朝の記者会見で、「八斗島の基本高水は計算値であり、観測値ではないと訂正した」と、マスコミから連絡が入る。これで新しく基本高水を計算し直して、それが下がればダムは不要になる。
調べると、これまでに、長野県が独自に基本高水の再計算を行い、大きく数値を下げた例がある。
馬淵大臣、無茶苦茶がんばっている。
その一方、河川局は関東地整にダム工事の受注者を集め、なにやら蠢いて、最後のあがきをしようとしている。
本会議前に、馬淵大臣を見つけ、お礼と激励。
と、そこに長妻代議士。
予算委員会で、厚生労働省が所管法人を現役出向先に入れなかったことについて長妻大臣を褒めたことが話題になる。
「唯一の業績だとはひどいなぁ」と口をとんがらかしているが、確かにあれは長妻大臣の功績だ。
たとえば、前原前国土交通大臣が、成田空港、関空、JR四社(貨物、中国、四国、北海道)、高速道路六社、東京地下鉄、軽自動車検査協会、小型船舶検査機構など、もろに天下り先らしきところを現役出向先に指定したのに比べ、厚労省ゼロは際立っている。
大臣ががんばれば、かなり物事は変えられる。
事情をよく知る関係者の話では、厚生労働省の場合、閣議決定の前日に、現役出向先を拡大するという書類を、他の書類の中に紛れ込ませて大臣に署名させてしまおうという役人の魂胆だったようだ。
しかし、大臣がそれに気づいて拒否したらしい。
細川新大臣は、予算委員会で前大臣の方針を踏襲すると答弁している。瞞されないようにしっかりやってほしい。