シュワブ陸上案プラス
2010.03.04
ワシントンの友人から、「シュワブ陸上案プラス」は日本側で受け入れのコンセンサスができるのか、というメールが来る。
プラスって何だと尋ねると、”Futenma”の一言。
意味不明だなともう一度メールを出すと、キャンプシュワブ内陸上部に新しいヘリパッドを作っても有事対応には不十分で、海兵隊としては不満だ、だからいざというときには現在の普天間基地を使えるようにすればどうかというのが「シュワブ陸上案プラス」。
原案とは違うから鳩山内閣のメンツはぎりぎり保たれるのかもしれないが、誰もハッピーにはならない案だねと答える。
あるヨーロッパの大使から、昼食にお誘いを受ける。二人だけの昼食の話題は普天間とXXXX。
各国の大使が実際に沖縄に足を運び、普天間と辺野古でいろんな人に会って話を聞くと、報道や東京で関係者から聞く話と違っているねという話題になるそうだ。
夜、アメリカのズムワルト公使公邸で開かれた日系アメリカ人リーダーシッププログラムのレセプションで、ルース大使にお目にかかる。最近言われている普天間代替案陰謀説が話題になる。
これだけ騒いで「シュワブ陸上案プラス」で決着したら、結局、普天間基地跡はどうなるのだろうか。有事対応で、そのままにして地代を払い続けるのだろうか。
辺野古の騒音や赤土の流出はどうなるのだろうか。
オスプレイ対応の環境アセスをやり直すのだろうか。
これで対等な日米関係なのだろうか。