臓器移植法改正案、成立
2009.07.13
民主党が不信任案を出すという噂も飛び交う中、参議院本会議が午後一時、予定通りにセット。
参議院本会議場の衆議院議員傍聴席に走る。中山太郎先生はすでに着席されていた。この四年間、衆議院で臓器移植法改正の事務局をずっと務めてくれた山内康一代議士と並んで座る。
参議院本会議は、出席議員数が電光掲示板に表示されていく。どうやって数えているのだろう。
A案が過半数を持っていることがわかっていた衆議院の採決と違って、今回は110票までしか確認が取れていない。が、欠席がかなりいる。これはいけるかもしれない。
参議院の投票は、押しボタン式なので、採決が始まって、すぐ終わる。最初に、A案修正案の採決。すぐに議長が結果を報告しますと言って、掲示板に投票数が出る。まるで手に汗握らない。
修正案は大差で否決。
次に原案(A案)の採決。あっという間におわり、ぱっと結果が出る。ん、おっ、やった。思わず、「やった」と叫ぶ。拍手。
中山太郎先生から、傍聴席で声を出したり、拍手したらだめ。すみません。
民主党の梅村議員や蓮舫議員に傍聴席から手を振る。ありがとう。
関係者の皆様、ほんとうにありがとうございました。患者会の皆様や中沢夫妻をはじめ、ご支援いただいた親御さんたち、ありがとうございました。
中山太郎先生、事務局で最も頑張ってくれた山内康一代議士、答弁で頑張った富岡代議士、法的脳死判定に拒否権を入れた福嶌豊代議士、一緒に与党の勉強会をやった斉藤大臣...書ききれないけれど、ありがとうございました。
その後、記者会見。途中で抜けて、外務委員長室へ。
外務委員長室で、密約に関する記者会見。
これからの核抑止の議論をするためには、今までの政府答弁を修正しなければ、まともな議論ができない。委員長として、これまでの政府答弁の繰り返しを外務委員会では認めない。と言っても、もう外務委員長の任期はあと数日しかないようだが。
もはやアメリカ側からは文書でも証言でもこの件は出ているわけだし、ブッシュイニシアチブで米軍艦船には戦術核は搭載していないし、答弁を修正しても何ら問題はない。
これまでの政府答弁の変更は、官僚にはできないのだから、政治家がやらなければならない。外務大臣、しっかりお願いします。
臓器移植法等でばたばたしているうちに解散の日取りが決まっている。おいおい、8月30日って、ずいぶん先じゃないか。
それでも、この任期中に臓器移植法の改正案を成立させられて、本当によかった。