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クラスター爆弾と潜水艦
2008.07.25
米国海軍の大佐で、現役のパイロットの友人に、クラスター爆弾は敵の上陸を阻止するのに有効だから条約には反対だと防衛省が盛んに言っていたが、どこの国の軍隊がどういうシナリオで日本に上陸するというのかとたずねると、彼はきょとんとして、クラスター爆弾の問題は敵の上陸阻止ではない、と。
彼曰く、北朝鮮がミサイルを発射しかねない状態になったとき、発射基地を破壊するのに複数の弾頭を持つミサイルを使うのが有効だが、それもクラスター爆弾の定義に含まれるので、それは困るということ。
結局、条約でも非署名国が署名国に持ち込むのは許可されているので、大丈夫だ、と。
防衛省からは、北朝鮮のミサイルのシナリオの話を聞いたことはないよと言うと、外務省、防衛省は政治的に引っかかりそうだと話を変えるからね。
無駄撲滅PTで、防衛調達はさすがに時間的に手に余りそうだったので、水野賢一代議士を主査とする新チームをつくり、そこに任せることにしたが、不思議だったのが潜水艦の調達だ。
自衛隊の潜水艦は十六隻。だが、潜水艦の耐用年数が16年と言うことになっているので毎年一隻廃棄され、毎年一隻調達される。
調達先は二社が交代で。
潜水艦の耐用年数って16年なのか、とアナポリス出身の潜水艦乗りに聞くと、ニヤッとわらって日本の自衛隊の調達は、非効率的なものが多いから、改善の余地がずいぶんあるよ、と。
がんばれ、水野チーム。