質問通告

2008.07.01

とうとう7月に入った。
山本一太、人生最大の危機を乗り切れるだろうか。既に秒読みが始まってしまった。

湘南国際マラソン、フルマラソンはエントリー枠あとわずか。お申し込みはお早めに。

自民党の無駄遣い撲滅プロジェクトチーム。名前が長いから、すぐに無駄遣いPTと省略される。が、無駄遣いしちゃまずいだろということで、ムダPTとさらに省略。PTの存在がムダのような名前になった。

我がチームは、「その他」を担当するが(公共事業、社会保障、農業・エネルギーと「その他」である)、その他といってもまず、内閣官房、内閣府、総務省、財務省、外務省、金融庁、環境省、防衛省、文部科学省、人事院、それに会計検査院。あれ、なんか足りないぞ。

だから毎回、数時間のヒアリング。
各省別のヒアリングは、始めれば各省庁だし、文部科学省の予算のヒアリングといえば、各局が順番に出てくる。
ムダPTのヒアリング以外、日程が入らない!

しかも、例の居酒屋タクシーの話もあったので、タクシーの利用金額からなにから調べる。

居酒屋タクシーはけしからんということになるのだが、QC的にいうと、なぜ、そんなに遅くまで残業になるのかということをまず調べる。もちろん、予算の季節の財務省主計局とか、国際会議を開催中の外務省担当部局なんていうのもあるが、けっこうあるのが悪名高い、そう、あの国会待機と答弁書作成というやつだ。

つまり、委員会の前日遅くに、明日の委員会の質問を出す議員がいて、質問が出そろわないと当たるかどうかわからないので、みんな残業しながら待っていて、当たらなければ帰る、当たればそこから答弁書作り。

本来、委員会開催の四十八時間前までに質問を提出することになっているのだが、不思議と野党は、そんなことにはなっていないと言い張り、前日遅くに質問を出す。

外務委員会なんかで当日未明に何かが突発的に起きて、それについてということはあるかもしれないが、それは例外。普通は四十八時間前に質問を出せないことはない。

かつての法務委員会などは、野党議員の中にひどいのがいて、法務省みんなで夜中まで待っていて、というのがよくあった。

法務副大臣時代に、誰の質問通告が何日の何時何分だったか記録せよと指示を出したので、当時の記録が残っていると思うが。

この質問通告の遅れが原因で役所が待機モードに入ってしまって、残業になり、答弁書作成で終電を逃すというのが結構あるのだ。

居酒屋タクシーの問題をキチンとしようとするならば、単に官僚を責めるだけでなく、国会もきちんと質問通告を48時間前までにだすという基本的なルールを守る必要がある。

今回のムダPTでは、各役所に質問通告を受け取った時間を記録するように求めていく。

前にも書いたことがあるが、実は、ぎりぎりの時間に質問を通告されるのは、肉体的には大変だが、役所的にはありがたいということもある。
官僚には何かを変えることはできないから、役所の政策を変更するならば政治家が決断する必要がある。前の日の遅くに質問通告されれば、政治家は、委員会の直前に役所からレクを受けるときに初めてその問題を知らされ、委員会開始三十分前ならば、役所の答弁を棒読みするしかない。

なんちゃって国際機関ASEANセンターの件では、僕が小野寺副大臣に質問通告したのは一週間以上前である。
事務局長を解任せよ、銀座の展示会場を閉鎖せよ、事務所を移転せよ、役所からの天下りを排除せよ、役所からの出向を排除せよ、事務局長の給与を下げよ等々、前日に外務省に通告すれば、木で鼻をくくったような答弁が返ってきておしまいだ。

小野寺副大臣はセンターに足を運び、現状を見て、関係者のヒアリングもした上で、こりゃだめだと判断した。

その間、外務省が作成した想定答弁は、事務局長はよくやっているし、センターには必要な人材を入れているだけだし、展示会場については中立的なコンサルタントを入れて必要性を調査したいし、国際機関として給与は正当な金額と思われるし云々。

一週間の時間と政治家小野寺五典が介在したからこそ、事務局長は任期末で採用せず、給与引き下げ、役所からの出向は1人のみ、展示会場は契約の切れる三月末で閉鎖し移転等々がきまった。

だから質問通告を早くすることは何も問題はない。突発的に何か起これば、それは聞けばよいのだから。

国会がムダをつくってはいけない。



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