努力してクールビズ
2007.07.31
この二日間、テレビ出演もクールビズにしている。
選挙後だからスーツにネクタイがよいのではないかというご意見もあるし、ほとんどの他の出演者(馬淵澄夫代議士を含め)もスーツにネクタイだが、クールビズだって夏の間はフォーマルな格好だという位置づけのはずだ。
フォーマルなときはスーツにネクタイということにすると、じゃクールビズはそれよりはラフな格好ということになり、きちんとするときはスーツにネクタイに逆戻りしてしまう。
だからあえてクールビズ。
こんな暑い夏にスーツにネクタイで効率がよいはずがないし、クールビズにした方が楽なんだから、みんなで思い切ってクールビズで通すべきではないか。
どう考えても夏の間はスーツにネクタイよりもクールビズの方が楽だし、効率的なんだから、みんなでそれでよいのだということにする努力をするべきではないだろうか。
そういう自分も通夜、告別式にはダークスーツに着替えている。
本来は、通夜、告別式もクールビズの腕に喪章をつけて参列できるべきなんだが。
マスコミは解散、総選挙はいつかで盛り上がっているが、ちょっと違和感がある。
どうも中選挙区時代の自民党永久政権の感覚をマスコミも引きずっている気がする。
本来、衆議院の任期が四年ということは、四年間やって信を問うのが基本だ。もちろん、衆議院で内閣不信任案が通れば別だが。
かつては自民党の党内抗争に解散、総選挙が絡んでいた。内閣を浮揚させるために解散を打つという身勝手な解散が平気で行われていたのは、政権は自民党が握るのが当たり前だったから。
議院内閣制の基本は、総選挙に勝った政党が基本的に任期期間、政権を担当する。任期の終了間際にどのタイミングで解散し、選挙をするかを与党が決められるというのが参議院との違いであって、本来、四年間近くは選挙はない。
欠員が出たときの補欠選挙がいわばその時々の世論を形にする。
だから秋口にも総選挙という一部のマスコミや評論家の発言は、ちょっと解せない。
第二院である参議院の権力が、首班指名、予算、条約以外について、第一院の衆議院と同じであるというのは、憲法改正の争点の一つになるべきだろう。
しかし、衆参のねじれがこれからの国会運営が国民の政治への信頼を取り戻すことになるか、政治への信頼をさらに損ねることになるか、分かれ道になるだろう。