オプションの対価

2007.05.20

コネチカットに住むヘッジファンドの友人と長い国際電話。
最近、はやりの仕組み預金。たとえば五年定期を五年経ったところで銀行がもう五年延長できるかわりに利息が高いというやつ。
これってどう考えても五年後の金利が安ければ銀行は延長しないだろうし、金利が約束された利息よりも高くなっていれば銀行はそのままの金利で五年延長するだろう。
だからふつうよりも高い利息分がオプションの価格ということ。
で、問題は、ふつうの預金者がどうやって提示された上乗せ利息がオプションの価格として妥当だと判断できるのか?
ま、ブラックショールズの公式とかがパソコンに入っていれば、計算できるんじゃない。
と、いうことはほとんどの預金者はだまされたってわからない?
ま、わかんないだろうな。
それってひどくない?
ま、ひどいね。

投資信託の残高は伸び続けているし、低金利が続き、預金より投資だという動きが顕著になっているが、本当にだいじょうぶか?
みんながみんな、金利や為替のリスクを理解して、投資しているのだろうか。
なんかほんの何年か前の繰り返しになっていないか。しかも今度は団塊世代の退職金まで含めて。

東洋町が核廃棄物の持ち込み禁止条例を制定。
経済産業省は、この一連の動きの間、いったい何をしていたのか。
結局、矢面に立たず、事なかれで、最終処分地の決定に向けての動きに大きなマイナスになってしまった。
地球温暖化対策に原子力発電は有効だと馬鹿騒ぎするくせに、一番必要な最終処分に関しては、みんなほっかむりして、息を殺している。
ふだん、原子力と言って大騒ぎしている輩もしーんとしているし。
今、どういう状況で、国は何をしようとしているのか、なんで、きちんと説明する推進派の政治家がいないんだ?

安住淳、長島昭久、まぶちすみおといった民主党衆議院議員のみなさまが臓器移植法の改正のために動き出してくださいました。
ほんとうにありがとうございます。
だから、やっぱり、ぼくらおんなじ政党にいたほうがいいんじゃない?



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