社会保険庁解体法案国会提出へ
2007.03.08
社会保険庁解体法案が、政調審議会にかかる。
反対意見を述べるが、やはり少数意見。うーん、万策尽きた。
じっと聞いていた中川政調会長から、河野さん、信念なんだから総務会に行って反対していいぞと声をかけられるが、政調会長が承認して総務会にかかる法案に政調副会長が総務会の場で反対するのはやはりおかしいだろう。お言葉だけをありがたく頂戴するが、白旗を掲げる前に、では保険料と税の仕切りは予算の時に精査させて欲しいとお願いする。
もともと保険料と税の仕切りは予算事項なのだが、それでは甘くなるので法案にきちんと書き込みたかったのだが。
石崎厚労部会長から、来年度予算には住宅担保融資の債権回収の費用や年金担保融資の事務費の交付が盛り込まれているが、20年度予算からはこうしたものは見直すという発言もあり、これまでの仕切りを踏襲してきた来年度予算とは違って、保険料の流用分が絞り込まれることになる。
最大のポイントはレガシーシステムの見直しにかかる数百億円を保険料でやるのかということ。
受給者にも利益があることならば、保険料でまかなうことはいかがなものか。
さらに年金保険料を納めている人の負担で、未加入、未納の人達に対する広報をやるのもおかしいではないか。
他方、年金手帳の印刷や納付書の印刷や発送、口座振替がお得ですといった案内の印刷などは保険料でまかなってもよいだろう。
保険料がきちんと徴収されておらず、なおかつ年金制度に対する信頼が薄れていく中で、保険料の流用から端を発した社会保険庁改革の仕上げとして、どこまでを保険料でまかなうのか、きちんとした議論が必要だ。
かつてうちの事務所でインターンをやっていた李さんが、韓国の大統領選挙で、今のところ本命視されているイ・ミョンバク候補のスポークスマンとして活躍している。(韓国では国会議員がスポークスマンを務めるようだ)
2代目インターンのチェさんも日韓政治の架け橋としての仕事に就くことになった。
中東担当のムンタハさんは母国オマーンの議会で働くことになったし、日本国内で就職する者もいる。
ここで新たに中国、韓国、中東担当のインターンが入り、アメリカからマンスフィールドプログラムで一人インターンが来ることになっている。
河野太郎事務所のネットワークも結構広がってきた。