二日越しの質問

2006.04.06

7時半宿舎発。
党本部で政策ユニット会議。裁判員制度に関して各役所からのヒアリング。

国会の法務省控え室(場所が狭くて机の上にスペースがないので、ラップトップパソコンを開ききって、机の上に立てて空中タイピングしながら使用している。大臣政務官と一緒に決裁と答弁レク。
今日も行革特からおよびがあり、今日こそは副大臣対応。

十時からの参議院法務委員会で大臣とともに答弁しながら、時計を横目で見る。十時五十分に衆議院の第一委員室へ。
十一時からの民主党の近藤代議士の質問なんだが、政策金融機関と中央省庁の再編に関する質疑が盛り上がり、こっちには質問が来ない。
うーん、来ないなあと思ってあきらめかけているとほとんど残り5分というところで、来た!!

法務副大臣は来ていますかと尋ねられ、思わず、昨日から来ています、と答えた。(バカ)

質問は刑法を改正し官製談合を防止するための刑事罰をもうける法改正を政府がやるべきという趣旨。
それに対して、近藤代議士の所属する民主党からは議員立法で国と地方自治体が行う入札に関して官製談合があれば発注者側の公務員に三年以下の懲役を科する 議員立法が提出され、与党からは国と地方自治体および国又は地方自治体が二分の一以上出資している団体の入札で官製談合があれば5年以下の懲役とする官製 談合防止法の改正案が議員立法で出されているので、この審議が行われようというときにこれらと重複する法案を法務省が出すことは差し控える旨の答弁をす る。
で、一問、官房長官に質問が飛び、時間切れ。お終い。

昨日質問した馬淵さんには、へーえ、担当があったのと驚かれる。
そう、副大臣、政務官がいるのだから、もっと担当を明確にする必要がある。なんか陪席屋さん、国対屋さんになってしまっていて、大臣の負担軽減になっていない。

飲酒ひき逃げで家族を失った方たちから、逃げ得にならないような法改正をという陳情を大臣と一緒に受ける。
飲酒の上の事故でも逃げたら罪が重くなるという刑罰にしなければならない。

法務省の人員削減計画。
刑務官と入国警備官はこの時代、増員せざるを得ない。
しわ寄せは民事局の登記と供託に。
矯正局と入管局が人員増で民事局が削減では、縦割りの役所では、ライオンにシマウマが食べられている横を悠然とキリンが歩いていく、みたいな話になる。
えーい、一割削減みたいな力仕事の話ではなく、やり方変えて三割削減にしなければと檄を飛ばすが、笛吹けどなんとか。
そりゃ、副大臣がこのあと何年も法務省にいるならば事務方も動きますが、副大臣にのせられて三割削減したら他の役所は逃げたみたいなことになるんだったら、動きません...という話は漏れ伝わるし。だいたい、今回の任期は九月までだとみんな思っているし。

入管局にもXXXXということをやろうよと言ったら、あと五年副大臣やってくれますかと訊かれた。訊いている目がマジだった。
つまり、これやったら入管局に対する政治的な風当たりは強くなるが、誰が守ってくれるの、ということのようだ。
(注 5年間大臣やって下さいではなく、副大臣やって下さいというところが僕的にはすごく引っかかったが)

1800日総理大臣やったらいろいろなことができる。
だから、温存だの参議院で負けたら交代だの馬鹿なことを言っている恐竜は火山灰の下に埋めてしまわなければいけない。



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