東欧ODA調査

2006.04.12

東欧ODA調査

日本国民の血税で送られたODA機材がその後のメンテナンスができない、あるいは消耗品がないために放置されている例が非常に多い。
しかも、この問題は長らく指摘されているのに外務省はいっこうに改善する姿勢を見せない。
だったらODAはさらに削減するべきだ。

リトアニア
ヴィリュニス大学: レーザープリンタは現地でパーツが入手できず使用できない状態のまま。LL教室システムは一部機器の故障で全て使用できなくなった。テープレコーダは最初から使用できず。

国立博物館: 絵画修復用に入れたシステムの浄水器の部品が一部足りないため、システムが使用できない。

チェコ
カレル大学: PCとプリンタは現地でスペアパーツを入手できない。

パラッキー大学: フォローアッププログラムの提案するも反応なし。

ハンガリー
国立博物館: 日本大使館に何度も導入されたシステムのフォローアップの提案するも反応なし。

ゴダーイ・ゾルターン音楽教育研究所: 導入したシステムの修理が困難。

デブレチェン市チョコナイ劇場: 四年間梱包も解かれずに倉庫においてあった日本のODAによる機材が5月から使用される予定。

ポーランド
ワルシャワ大学: LLラボ故障で機能しない。現地で修理できない。

ヤギウエオ大学: LL教室用のPCが納入時点で古かったため新しいシステムを追加するとシステム全体が使えなくなる状態が続いている。ちなみにPCにはWindows93が入っていた。

モルドバ
ミハイエミネスク記念国立劇場: 劇場に導入したソニー製品SRP-V324のメンテナンスが現地でできない。

ウクライナ
国立フィルハーモニー: 楽器のスペアパーツが現地で入手できないので東京のコンサートツアーに行ったときに購入する。

シェフチェンコ記念国立オペラ・バレエ劇場: Audio Mixing Console SRP-V324が機能せず、現地の責任者であるはずのSumitomo Corporationも解決できない。

セルビア・モンテネグロ
公共輸送力: スペアパーツの注文をするためのスペアパーツカタログを未だに送ってくれない。メンテナンスが難しくなってきている。

ブルガリア
国立海外美術館: ビデオプレーヤーをインストールするときに問題があり、Sumitomoに修理してもらった。デジタルシステムではなかった。

国営テレビ: ソニーのMXP-S390が何回修理しても使えない。

柔道・柔術連盟: 畳修理用の機材が故障して、現地では修理できない。

国立図書館: ラミネーター用のフォリオが現地で入手できず、使用できない。

国立音楽アカデミー: VHSプレーヤーとレコーダーが現地で修理できない。

イヴァン・バソフ国立劇場: モニターとMDレコーダーが使用できない。CDプレーヤーとオーディオミキサーも故障中。

スロバキア
コメニウス大学: 機材が修理できない。

国立フィルハーモニー: レコーディングシステムが故障して使えない。

国民劇場: MDプレーヤー6台でディスクエラーが起こるが修理できない。ハードディスクレコーダーのバージョンが違うが交換できない。ミキサーのボタンの動作不良で電源が落ちるが修理できない。

マテイ・フレベンダ盲人図書館: CDレコーディング・エディテイングシステムの電源に使う変圧器をインストール時に日本人技術者の指導により交換 したが、この変圧器の修理がスロバキアではできない。レベラーがインストール時に原因不明で故障し、以来修理できない。さらに現地で修理できず放置してあ る機材あり。



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