副大臣秘書官の受難
2006.03.17
金曜日。
朝、役所に行くと僕の机の上に一枚の切り抜きがおいてある。
某省の副大臣の秘書官がその副大臣に邪険に扱われて、耐えきれずに交代したという某週刊誌の記事。その記事の最後にこうあった。新秘書官は「見た目もドッシリとしていてレスラーのような体型。いかにもプレッシャーに強そうなタイプです」。
ここまで読んでははぁと思った。法務省の副大臣秘書官は、まさに見た目もドッシリとしてレスラーのような体型で、まったくプレッシャーを感じない人なのだ。うちは最初からそういう人間を秘書官に選んでいるからご安心下さいという人事課からのメッセージだった。
ちなみに法務省の副大臣担当は四人いるが、そのうちすでに二人は交代している(いまだにどの週刊誌も書いてくれないが)。もう一人も四月一日で交代する(ひょっとすると大臣が讃岐うどんをお好きなのではないかと思う)。
最初から交代がないのがそのレスラーともう一人の係長。この係長は毎月預かり金が足りなくなったといっては僕を脅して地下のATMまで付き馬に来る。そのプレッシャーで副大臣もそのうち..。
衆議院の法務委員会で入管法の質疑。
八時半からレク。
答弁内容もさることながら、例えば松島みどり代議士には、外国人の円滑な出国などと言わずに出国する外国人が長蛇の列を作ることがないように、とか、待ち時間を短くするようになどとわかりやすく言えとか、具体的な例を挙げて答弁しろとか細かい振り付けが来る。
九時半から二時間の法務委員会。
しっかりとメモをとっていたはずなのに、今日に限って松島さんが地味な服で委員会に来るのでそれに驚いて具体例をいくつか落としてしまった。ゴメンナサイ。
えっ、人のせいにするなって!?
本会議後、登記オンラインプロジェクト一回目の会合。
全銀協からテスト地域の金融機関に参加のお願いをしてもらうことに。その前に金融庁に話を通さなくてはいけないので電話でお願い了承をもらう。
夜は第五回目の日系アメリカ人リーダープログラムの夕食会。
シアトル選出のワシントン州下院議員シャーロン・トミコ・サントスをはじめ今回も多彩なメンバーが来日。
劇作家のフィリップ・カン・ゴタンダ、南フロリダ水資源管理局のディレクターを務めるホセ・ケンイチ・フェンテス、元CNNのキャスターで現在ロサンゼル スのテレビ局KTLAの夜のニュースの司会フランク・バックリー(彼のおじいさんは僕のおじいさんである河野一郎と親交が深かったそうだ!)、コールケミ カルCEOのドナ・フジモト・コール、全米各地の警察組織や中南米の治安機関のコンサルティングをやっているクレイグ・ウチダ博士、カリフォルニア州の人 事委員会のフロイド・シモムラ、マサチューセッツ州立大学の心理学部助教授カレン・スエモト博士等々。
このプログラムからダニエル・イノウエ上院議員の後継者が出てくるだろうか。