無期懲役は何年で出所するか
2006.02.07
最近、あちこちで、犯罪を犯しても刑が軽い、すぐ仮出獄じゃないかということを言われる。
無期懲役受刑者は、仮出獄になるまで平均どれぐらい刑務所にいるのだろうか。
平成元年末に無期懲役で在所していた者の数は864人、その年に仮釈放になったのは12人、仮釈放になった者の平均在所期間は19年1月。
平成五年末の在所は883人、その年の仮釈放は17人、平均在所期間は18年1月。
平成十年末は968人、仮釈放は15人、平均在所20年10月。
平成十五年末1242人、仮釈放14人、平均23年4月。
平成十六年末1352人、仮釈放1人、在所25年10月。
平成十六年に起訴された者約90万人。罰金などを除き、判決確定者約9万2千人。
実刑約3万3千人。
執行猶予約5万6900人、うち保護観察付き5300人、保護観察なし5万1600名。
さらにこの年に刑務所から満期釈放された者1万2800人、仮釈放された者約1万6700人。
保護観察期間中の再犯率、有職者7.1%、無職者40.4%。
と、ここまで書いて、法務省にもらった資料でおもしろいことに気がついた。
無期刑仮釈放者数という項目をみるとこう書いてある。
平成 6年 19人
平成11年 9人
平成16年 1人
僕は5年を基準にして
平成 5年 17人
平成10年 15人
平成15年 14人
ドラマチックさがずいぶん違う!
いずれにしろ仮釈放数は減り、在所期間は長くなっている。
おめでたいニュースが流れ、皇室典範の改正は先送りかという空気が流れる。
が、男系男子を皇室に残そうとするならば、可能性のある限り、やっぱり皇室典範の一部を改正し、3人の内親王殿下と5人の女王殿下を皇室に残すことは必要ではないのか。
報告書案は不要になったとしても、今国会でやっておく必要があるものはある。