2004年3月27日号

2004.03.27

木曜日。
八時に自民党の経産部会とエネルギー関係合同部会。
六ヶ所村の再処理工場の試験の延期を提言する。村井核燃料サイクル特別委員長から真剣に議論しようという対応。
再処理タリバンの津島(青森県選出)、甘利(エネルギー政策の小委員長)、棚橋(元通産官僚)各代議士からは、激しい反応あり。
その一方で、谷本代議士などから現状のまま、六ヶ所村の再処理工場をテストしていくことに疑問が出される。
自民党内では原子力は推進というかけ声以上にあまり考えられていないのではないかという印象を受けた。たとえば、元農水官僚の大村代議士なども、再処理は日本の原子力政策に欠かせないものだという認識だった。いや、ワンススルーという代替案があり、費用的にも、プルトニウム的にもそちらの方が優れているではないかと説明すると、納得してくれる。
部会後にも、やはりああいった問題に触れないで政策を推進していくのはおかしいと思うという議員が何人か声をかけてくれる。
なんだかよくわからないけれど、原発は推進という自民党議員が多いのではないか。再処理を止めるイコール反原発イコール左翼程度の認識しか持っていない議員がいるようだ。
十兆円を超える国民負担を議論もないままにやって良いわけはない。

民主党と消費者保護基本法の改正案の詰めの作業を行う。
委員長提案でないと内閣委員会は通らないかもしれないという危機感を共有してくれていたので、なんとか条文の修正をまとめる。うまくいくだろうか。

金曜日。
タンザニアの外務大臣を囲む朝食会。
お隣に座らせていただいたので、国連改革と日本の常任理事国入りについていかがお考えかと単刀直入に伺う。日本の主張を支持すると言い切ってくれる。新たにできるであろうアフリカの常任理事国枠はどうするのかと尋ねると、最後には話はつくから大丈夫と笑う。もちろんそう簡単にはいかないだろう。ただ、日本の国会議員が、この問題に強い関心があるということは認識してもらわなければならない。
国連への任意拠出金と二国間のODAをこの問題に絡めていきたいと国会は考えていると伝える。

アラブ各国の環境大臣との昼食懇談会。
環境省とGEAの仕切だが、どでかい部屋でロの字型にテーブルを並べ、叫ばなければ話ができないセッティング。しかも、十カ国の環境大臣が五分ずつ自己紹介をして時間切れ。
不完全燃焼の懇談会だった。
堅苦しいことはやめて、もっと自由に話ができるようなやり方がよいのだが。

十年間外務省がろくに何もやらなかった台湾との間の廃棄物の輸出入に関する取り決めが、あっという間に進んでいる。
既に日本サイドから台湾にボールは投げられ、台湾の対応待ちだ。結局、担当者がロクでもないと、物事は進まないという見本になった。

中東の在京大使達が、外務大臣のひ弱なコメントに一度はがっかりしたが、その後に外相のコメントに対する日本国内の各界からの非常に強い反応があって、日本の外務省が対応を一変させたことに驚いている。
たしかにマスコミをはじめ外相のコメントに対する反応は結構すごかった。
外務大臣に面会した中東の大使達は、外務大臣が自分の最初のコメントについては全く触れないだけでなく、コメントを書いた責任者もその場に姿を見せなかった、と。コメントを書いた責任者って誰のことだろう。
中東の大使との会談を受けて、川口−パウエルの電話会談のニュースが流れたが、アメリカに対して本当に影響を及ぼそうとするならば、やり方は違うはずだ。アラブ向けのポーズを取りましたということなのだろうか。それも大切なことだし。

土曜日。日帰りで沖縄。
沖縄で地位協定改定のためのNGOを作ろうという動きがある。
その準備会メンバーと那覇で意見交換会。
日米安保を是とした上での活動にすることと地位協定に関する情報の提供をしっかりやることの二つをアドバイスする。
沖縄でも地位協定とはどんなものか、さまざまな問題の背景といったことが知られていないのが現実だ。情報提供を積極的に仕掛けてこなかった日米両国政府の責任は重い。
日本青年会議所のなかで、地位協定の改定を会議所の運動として取り上げていこうという取り組みが沖縄地区を中心に提案されている。JCのOBの一人として、支援していきたい。

普天間の辺野古移転はもはや死んでいるとしか言いようがない。
それを認めない政治では問題解決ができない。
下地島あるいは嘉手納への移転統合を積極的に推進すべきだ。
政治のリーダーシップの問題で、ハシモトがどうだ、ノナカがどうだということはこの際、関係ない。
沖縄の自治体の首長に自分のパーティ券を売らせている沖縄県外選出の国会議員がいるそうだ。沖縄利権の絡みだそうだが本当にそんなことがあるのだろうか。



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