2002年7月19日号

2002.07.19

信州大学で身体から出ている最後のチューブを抜いてもらってきた親父から、おい、昼飯を一緒に食おうぜ、とお誘い。
会ったらマスクをしていないので、ほら、マスク、マスクと言うと、大丈夫、ちゃんと持ってるから。お守りじゃないのに。
顔色が白いね、と言うと、そうなんだよ、鏡見ると色が白くて、顔色が悪いみたいだろ!?
ウィルス性肝炎研究会を立ち上げたから、きちんと汗をかけよ、と申し渡す。

そういえば、先日のイギリス大使館でのジャック・ストロー英外相歓迎晩餐会で、橋本元総理がワイングラスを手に持っていたので、お酒、もうよろしいんですか、と尋ねると、うん、医者が三合までならいいって。さすがに、胸のポケットから、タバコではなくパイポを出して、吸いついていた。

外務省の機構改革案のなかで、領事局の新設というのはいかがなものか。そりゃ、たしかに例の事件があったが、だからといって、北米と中南米を一つにまとめて、領事局新設というのは短絡的だ。
その一方で、援助庁というのは、もろてを挙げて大賛成。援助は援助で日本の哲学を持って進め、外務省は、外交力で外交を進める。
それを政府としてきちんとまとめていけば良い。
十いくつもの役所にまたがったODA予算なんか、どうやって効果的、効率的に使えというのか。JICAがやっていることとほぼ同じことを国土交通省の外郭団体がやっているではないか。
援助庁を作って、NGOと援助庁の間の人事の壁をこわして、援助を進めていくべきだ。

来週にも自民党内の地位協定の改定を進める議連の総会。全国四十七都道府県全てに国会議員の幹事を置き、基地のあるなしにかかわらず、国民全てに関わる問題として、取り上げていく。

小泉総理から閣僚への指示、という奴が新聞の朝刊に出ている。
総理と閣僚のやりとりまで、こう形式的なものになってしまっては、内閣って一体なんだ、ということになる。
大体こんなものが、本当に指示される前にマスコミに報道されるということは、相当危機的だ。
この後の閣僚の記者会見を聞いていると、文部大臣などは、見直すものがあれば見直す、などと、総理と閣僚の一体感がない。
閣議できちんと議論をして、内閣でこうしようと決まったものを全ての閣僚が、対外的にきちんと説明するということにしないと。
総理にはこう言われたけれど、実際のところ、云々というのでは、チームとして内閣が機能しない。
形式的なものを排除して、本当にチームとして議論できる内閣、チームとして機能する副大臣、政務官、チームとして機能するバックベンチが必要だ。
相変わらず概算要求では、政府は与党の話をよく聞いて、などといっている人がいる。そういう時代は終わったので、政府が与党のトップで構成され、チームで動く時代なのだ。



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