2002年7月16日号
2002.07.16
逆風も 感じなければ ただの風
てっきり小泉純一郎作だと思っていたら、違うよ、俺は新聞の投稿川柳の欄を見て、面白い句を紹介しているだけ、だそうだ。
大臣政務官全員が、総理から官邸にご招待を受けた。
政務官会議の親玉の奥山内閣府政務官に、議題は何ですか、と尋ねると、いや、わしも知らん。労をねぎらうということらしいぞ、何だ、じゃあ、もうすぐクビか、などと騒いでいるところに、総理が。
総理、内閣改造はいつですか、と思わず聞いてしまった。
もうひとつ、部会長をはじめ、政府、党の役職者は、総理の方針を支持している者でないとおかしいのでは、と意見を申し上げると、そうだな、と。ただ副大臣が全員、部会長兼任というのは大変だな、とおっしゃるので、部会長を兼任させることはない、大臣、副大臣、政務官、それに部会長がいて、それぞれが総理の基本方針を支持していて、チームになって政策を遂行すべきだ、と申し上げる。それに対しても、総理は同意。小泉政権で、政府と党の二頭政治をぶっこわそう。
小一時間、総理と歓談。
小泉になって、総理が外遊のときに、お土産を買ってくるという慣習をやめたんだぞ。これを、このまま、あたらしい慣習にしたいな、と。
政務官も、大臣、副大臣と同格だ、というぐらいの気構えで、国会にあたってくれよ、と一言。政務官も発言に気をつけろってことかな、と誰かが解散後にぽつり。
総務省の政策評価会。
委員である荒巻前京都府知事が台風のため、ご欠席。
それぞれの政策に関して、成果が上がっている、という自己評価がやたらに多い。でも、どうして成果が上がっているのか、ということは、資料を読んでもよくわからない。メーカーで、QCをたたきこまれた人間として、これには、大いに不満だ、と発言するとご出席の各委員からも、数値目標とそれに対する達成度は必須だ、とのご意見。
個別の政策について評価するだけではなく、せめて局単位で、優先順位をつける、将来のビジョンがわかるという政策評価書でなければ意味がない、と。
ざっと読んで、お手盛りという感じは否定できない。総務省が内閣の政策評価の元締めなんだから、もっと自らしっかりやらないと。
在外公館の定員のサマーレビューを担当するはずだった総務省の管理官が異動してしまった。こりゃ痛いぜ。ストップすれば良かったかな。
ODAの部署のトップを他の省庁から来た人間がやるなら辞めるとぬかしている外務省幹部がいるそうだ。おもしろい、一石二鳥だ、さっさとそんな外務官僚には辞めてもらおう。ところで、それって、今の外務省は、札ビラ外交しかできないと言っていることじゃないか。