2001年10月16日号

2001.10.16

テロ三法、党首会談決裂を受けて、委員会採決のみで、本会議は十八日に。
党首会談決裂は、公明党に配慮したという人も多いが、ある先輩は、党首会談で本当にまとめるならば、幹事長レベルでしっかり合意ができてからやっただろう、と。
議運の理事会では、公明党、社民党、共産党が記名採決を要求したが、あさっての採決は起立採決になった。記名採決ならば、民主党内の賛成派がかなりつらい立場になっただろうが、本会議の起立採決は、実際に立とうが立つまいが、本会議前の理事会で、各党ごとに賛否が報告され、それだけが記録に残る。ほっとしている民主党の代議士も多いだろう。

朝、七時半、マレーシア友好議連主催、ヒシャムディン青年スポーツ大臣との朝食会。事務局長の山本一太、ドタキャンで、司会を急遽命ぜられる。
ヒシャムディンとは、1997年に、山本、林、河野+Xで東南アジアを歴訪したときに、クアラルンプールで初めてあった。とりあえず、その旅は、各国の二十一世紀のリーダーと仲良くなるというのが目的だったので、彼とは、堅苦しいミーティングなしで、いきなり中華料理でテーブルを囲んで、お互いジョーク連発、中にはきわどい下ネタもあったりで、あっという間に仲良くなった。ドリアンが大好物だ、と言ったら、ふだんはホテルに持ち込めないドリアンを山のようにレストランのテーブルに積み上げてくれた。(英語で全部ミーティングをやれることという人選で行った旅だったが、通訳が入ったらとてもあんな風にはできなかった。)
当時、UMNO青年局のナンバー2だったが、誰もがマハティールの次の次と言っていた。前評判どおりあっという間に大臣になり、今年三十九歳。
今日の朝食会は、フォーミュラニッポンに二年参戦していたマレーシアのアレックスも特別参加。彼は来年からF1をマレーシアのドライバーとしては初めて走る。F1もスポーツ大臣の管轄らしい。

核物質の専門家から日本の今の背筋が寒くなる状況を。
国際核物質防護条約の改定の議論が十二月から始まる。今まで、国内の貯蔵に関しては、各国、それぞれの基準で良かったが、この改定で、国際基準が定まる方向に動く。日本の貯蔵時の警備は、まるで国際基準にあっていない。今回の法改正の議論で、非常時に自衛隊が警備を、という話もあったが、実は、その前に平時の警備も固まっていない。
テロ事件で、警備を固めろという状況に世界は動いているのに、東海村では、止まっていた再処理が動き出しているそうだ。五トンだかあるプルトニウムをこの際増やしてどうするのか。プルサーマルも動いていないのに。
と、言えば、ロシアの核兵器の解体処理もひどい状況のようだ。核兵器を解体し、プルトニウムの状態で、貯まっている。本来なら燃やして使用済み燃料の状態にして、テロリストが触りにくい状況にしておくはずなのに。
この財源はアメリカだが、ブッシュ大統領は一時的に、予算を削減したりしている。
今まで、日本で核拡散防止のための研究予算を出していたのは、電力だったらしい。日本のプルトニウムについて、アメリカからとやかく言われないように、というのが目的で、どうやらアメリカからOKサインが出たとたんに、核拡散の研究はいらないという判断に電力は傾いているらしい。
まさか、もう止めるということはないと思うが。
核軍縮、忘れていませんか。今こそ、日本が音頭を取るときだと思う。



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