2001年3月27日号

2001.03.27

ぶちきれた一日だった。
朝、銀座線溜池山王の駅を出たところに焼き芋屋さんがあった。大きめのを三本買って坂を上り、議員会館へ。
太郎塾のテロプロがサイバーテロの大御所からレクを受ける。
が、すぐに外務委員会理事会が始まり、走って理事会室へ。
理事会はすぐ終わり、共産党と社民党の質問が始まる。
在外公館設置法改正案の審議なのに、
共産党は、この法案には賛成すると冒頭発言するや、話を別な方向に。
社民党も、かつての非武装中立論を彷彿とさせるような話。法案審議をやらないならば、質問時間を短くして、一般質疑の委員会を立てればよいのだが、みんなまぜこぜにするものだから、焦点がない、誰も興味をもたない、誰も聞いていない外務委員会になってしまう。
委員会採決が総員賛成で終わり、理事懇。次回委員会の日程協議。国際電気通信連合憲章及び条約の改正やコーヒー条約やら、全く問題がない全党賛成の案件ばかりだが、つるしをおろさず、趣旨説明がいつで、審議がいつで、条約一本づつやれ、...。これ何委員会なんだ? 世の中動いているという認識があるのだろうか。議論するべき、あるいは参考人を呼んで話を聞くべき外交案件は山のようにあるが、この委員会の運営では何もできない。ため息をつきながら議員会館に走る。

カーエアコンのフロン問題に強い危機感を抱いたメーカーとの懇談会。
そして、与党PT。
今日のフロンの与党PTに、自動車メーカーのお出ましを願った。ところが、自工会に旧通産省から天下りした専務理事が、私がその日は出張していますから自動車メーカーを呼んだってどこもきません、と先週のたまった。ところがところが、自動車メーカーに声をかけると、かけたところが皆出席の返事。メンツ丸つぶれのこの専務理事が、経産省と自民党の経産族に泣きついて、横やりが入る。そんな業界団体のメンツのために右往左往する議員もどうかと思うが。で、結局、自動車メーカーを呼ぶならば、十一社全部よんでくれないとこまるという理由で、自動車メーカーが欠席し、かわりに経産省が自動車リサイクル法案の検討状況の説明と言うことに。ようするに、経産省とそのOBは地球環境のことより自分のメンツが大事だということがはっきりした。政治主導というならば、ここはぴしっと議員立法だが、自民党の中、特に経産部会が役所の言いなり。なんだこりゃ。
ちなみにこのフロン法案、自民党が作った環境法案にしては、ピカイチのできで、NGOやマスコミからも絶賛され(ちょっと言い過ぎか)、野党からも支持されている。本会議の採決は間違いなく可決されるはずだが、今の国会運営のしくみでは提案すらも出来ない。
環境委員会が五分間開かれ、PCB処理法案の趣旨説明。委員会終了後、新しくフロンPTのメンバー入りした伊藤達也経産部会長と山本部会長と打ち合わせ。伊藤さんが、河野さんなんかいい知恵出してよ、と話しかけてきたのに、既にピキッと切れていたので、さっさとフロン法通して部会長が腹切ればいいじゃないですか! 伊藤さん、すみません、本音ではありますが、言い過ぎました。ごめんなさい。

午後防衛庁と外務省からTMDのレク。
夜、外国特派員クラブで、食事しながらアニメ業界の話を伺う。ポケモン関連の輸出額のほうが自動車の輸出額より多い?



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