2000年8月29日号

2000.08.29

シアトルでのリーダーシッププログラムの議論の内容は、すべて非公開とされているのですが、昼飯を食べているときの雑談で印象に残った話がありました。本人の了解を得て、これを紹介します。
僕と同じグループに、アメリカの議会図書館の官僚スタッフのトップの地位にいる女性がいました。彼女が昨年参加した全米の女性百人を集めたカンファレンスで、泊まったホテルの部屋にあるアメニティ、つまりシャンプーとか石鹸とかかみそりとかの日用品を全て持って帰る運動を始めたそうです。そして、持って帰った日用品を自分の街のホームレスの支援センターに寄付する、そうすると石鹸やシャンプーを買うことができないホームレスがそれを使って身体を洗うことができ、ひげをそることができる、というものです。環境に配慮して、アメニティを減らそうというホテルもありますが、今日泊まった部屋にあるものについては最大限に利用しようという考えです。
議会図書館では、スタッフ全員あてに、出張したらホテルの部屋のアメニティをすべて持ち帰って、議会図書館のスタッフの部屋においてある樽にすべてそれをいれてほしいと、彼女の名前で公式の文書を出したそうです。そして、週に一度、当番でワシントンのホームレス支援センターにそれを届けているそうです。他の行政機関にもその運動
が少しづつ広まっているそうです。それを聞いて、アメリカのボランティア精神とかそれを支えるインフラの奥の深さを垣間見たような気がしました。
また、かなりたくさんこのリーダーシッププログラムに関しての問い合わせを頂きました。下記のホームページを参考にしてください。
http://www.jaylp.org/
帰国したのが夏休みのおしまい近かったせいか、成田空港は大混雑でした。空港における人の導線もでたらめのような気がしますし、外国のパスポートを持っていると、入国審査にそれこそ長い行列で待たなければならない、昨日はリムジンバスで都心まで二時間かかる、これが日本の顔でいいのか、と大いに疑問を持ちます。IT革命も大事ですが、人の動きも大切なはずです。



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