2000年1月25日号

2000.01.25

自民党の部会のルールは、部会に来て、そこで意見を言え。
ところが、それがときにはとてもやっかいなことになる。
今日の朝、八時。党本部の七階707号室で環境部会。
循環経済法の概要説明も議題に含まれる。
太郎塾が資料を用意万端整えた。
ところが廊下をはさんで向かい側の704号室の農水部会で遺伝子組換え食品を議題に含む会議。
これは僕が部会長をせっついて議題にしてもらったもの。
どっちに行けばいいんだ。
まず、環境部会に行って朝飯を食べる。
大臣の挨拶を聞いて、農水部会へ。
部会長に、今日の遺伝子組換えは安全性のところだけであることを確認し、環境部会と行ったり来たりです、と。
環境に戻って、循環経済法、あらため循環社会法に関して、意見を述べ、一段落したところで、農水部会へ。
まだ、議論は所得保障のところだったので、環境部会へ戻ったら、それではここで、と終わってしまった。
山本部会長と少々話をして、農水へ。
遺伝子始まっている。
でも、農水部会のメンバーもずいぶんと最近は勉強しているようで(すみません偉そうに)、僕が発言する必要もなく、とりまとめが終わる。
体細胞クローンと受精卵クローンのところで、やや議論がでていた。
BTタンパク質を人間が食べても死なない、とかいう説明を農水省がしていたが、そういう問題じゃなくて、生態系に与える影響のことだろと一蹴されていた。
よしよし。ここまでで九時十分。
循環社会法のことで、山本部会長を部屋で待ち伏せ。
やっと省庁間の合意がとれたのだから、あまりぶちこわすな、といわれる。
しかし、省庁が合意したことだけをやるのが自民党の政治か。
政治がリーダーシップをとって決断して、行政におろすべきだ。
しかし、今の自民党では族議員が跋扈しているのと、意志決定のシステムがそうなっていないのと、法案の提出に執行部がおかしな制限をかけているから、省庁の合意がないと政治が動けない。
全く馬鹿な話だ。
自民党が選挙に負け、野党になったら、官僚は、自民党なんてはなも引っかけない。
自民党独自のものがなければ、官僚に使い捨てにされるだけだ。とはいっても、山本部会長が板挟みになっている苦しさもよくわかる。
環境庁と太郎塾案について打ち合わせさせてもらうことにする。
基本問題調査会でのプレゼン日程決まる。
循環社会法の下になる個別法がいろいろあるため、循環社会法は三月三日の閣議にかけられる。
これがタイムリミット。
太郎塾案だってどこまで盛り込めるかわからないのに、NGOの意見をどうやって吸い上げるのか。
数々のNGOのシンポジウムがあり、太郎塾はほぼそのすべてに参加するが、自民党のPTメンバーは出ない。
公明党は一生懸命アピールしようとさきばしり、自由党は何も意見がない。
うーん、こりゃ、てえへんだ。
当選一回の某自民党代議士、よくよく考えると太郎ちゃんの原発増設反対は、的を射ている。
この間は唐突に出てきたから、なにいってんだと思ったけれど、よく考えれば、廃棄物処理策が無いのに、廃棄物をむやみと増やすのはおかしい。
よしよし、党内にも、原発増設反対の機運が出てきた。
2月の日英議員連盟の訪英団固まる。桜内団長、麻生太郎、山中あき子、河野太郎。
夜だけで、二宮、箱根、茅ヶ崎、箱根、熱海で新年会七カ所。死んだー。
前園の記者会見をぼげっとニュースで見ながら、お茶をすする。



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