天皇誕生日の宴会 98年12月23日号
1998.12.23
天皇誕生日の宴会
自民党は出席者をくじ引きで選ぶ。あたった。
男子はモーニングコートまたは紋付き羽織袴または制服
女子はロングドレス、デイドレス(絹又は絹風のワンピース、アンサンブルなど)帽子
手袋は随意、または白襟紋付き、黒留め袖もよい。
白重ねが望ましい。紋の数は随意。又は制服。
12時から12時40分の間に皇居正門から参入。カメラの持ち込みは不可。
皇居へは、自動車でいかなければならない。
去年の元旦の宮中参賀に白い車でいったら、何百台の黒塗りの中でひときわ目立った。当日、黒塗りでなかったのは、河野太郎と神奈川県会議長の二台だけ。
帰るとき、自分の車がすぐに分かってよかった!?
モーニングなぞ着たことのない若手は控えの春秋の間できょろきょろ。
僕は白手袋を忘れ、小野寺代議士から片方を借りる(モーニングの白手袋は持っているだけ)。
林芳正参議院議員はタキシード用のエナメルを履いてきて、「ちがっちゃったよ」。
奥田代議士は三つ山のポケットチーフを忘れ、三人合わせて一人前か。
「大臣でもやらなきゃわかんないよね」と慰め合うまえを前大臣が通る。
なんだ、みんなわかんないんだ、と安心。
12時40分に春秋の間から豊明殿へ。着席。
宴会の式次第は天皇皇后両陛下がお出ましのとき 一同起立
天皇陛下がお言葉をお述べになるとき 一同着席のまま
内閣総理大臣が祝詞を述べるとき 一同着席のまま
代表者が盃を挙げるとき 一同起立
天皇皇后両陛下が御退出のとき 一同起立
両陛下だけでなく、皇室そろってお出ましになる。
皇室の女性はみな帽子をかぶられていた。
雅子様はピンクのドレスだった(なんてミーハー)。
若手は後ろの方の席で、陛下がよく見えないので乾杯の後、なかなか着席せず、、、。
メニューは白味噌に鯉の汁物、ひらめ、烏賊、からすみのさしみ、茶碗蒸(うなぎ、銀杏などはいり、箸しかでないので箸で食べなくてはならない)、加薬ご飯(タイのそぼろ)。
ここまではその場で食べる。
日の出かまぼこ、若鳥松風焼き、鶴亀羹、鯛の姿焼きもでるが、これは陛下退出後に
配られる箱に入れて持ち帰る。
酒は、月桂冠だそうだ。梁瀬参議院議員の奥様が聞いていた。盃は持ち帰る。
ご飯は食べおわるとさっとお代わりが出る。
両陛下参入から退出まで50分きっかり。
我々が退出すると入れ違いに各国の大使が参入し、お茶会になる。