97兆4547億円vs.8億円

2017.03.10

来年度の一般会計予算は97兆4547億円。

今、予算委員会で盛んに質問されている森友学園の土地の値引き額は8億円。

比較すると0.000821%だ。(ん、桁数あってる?)

というより、森友学園の問題は、予算というよりも決算の問題ではないのか。

97兆4547億円の中には、福島原発事故関連の予算も含まれ、南スーダンに派遣されている自衛隊のコストも含まれ、大学の研究者が科研費を使おうというときのローカルルールも関係し、霞が関の旅費を簡素化することも含まれ、国会の委員会の質問通告が異常に遅くて発生している国会や霞が関の人件費をはじめとする様々なコストも含まれ、社会保障費や子育て支援の予算も含まれ、北朝鮮のミサイルに対する防衛費や尖閣諸島を守っている海上保安庁の巡視船の予算も.....。

予算が成立するまで、そんなものをみんなスルーしていいのか。

かつて維新の石関代議士が衆議院の決算委員長だったとき、私は与党の筆頭理事を務めていた。

その時に、予算委員会やっている裏で決算委員会を開いて決算をしっかりやろうという合意をしたはずだ。

何でもかんでも予算に関係するから予算委員会で何でもかんでも質問していいというのは、文科省の役人が文科省から国立大学に現役出向しているのは国立大学の学長の要請に基づいているというのと同じぐらい空虚な説明だ。

国民に納めていただいた税金のこれからの使い道を議論するのが予算委員会で、使われた税金について評価するのが決算委員会ではないのか。

しかも、マスメディアの中に、それは決算委員会の仕事だろうと声を上げるところがまったくないのはどういうことなのだろう。

国会が審議しなければならないことはたくさんある。

福島の事故の賠償費用、8億円ではなく8兆円ちかい。それを託送料金に上乗せし、しかも「過去分」なるでっち上げで新電力の契約者からもふんだくろうとしている。

メディアもこれについてはまったく報道しない。

最近の国会審議はまるで幼稚園児のサッカーだ。

一つのところにみんなが集まる。その外側には一人もいない。

まるで今の国会、ゴールキーパーもボールを追っかけているようだ。



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