シンガポール出張(日本ASEAN デジタル・DFFT閣僚会議)

2024.02.07

シンガポールで、アジアにおけるデータガバナンスとDFFTに関する日本とASEANの閣僚会議を開催しました。

木曜日から金曜日にかけて、ASEANのデジタル担当の閣僚会議が開催されていましたが、国会では代表質問が行われていたため、そこには出席できませんでした。

そのためシンガポールと日本が共催する形で土曜日に日本とASEANの閣僚会議を開催し、ASEANの閣僚にもう1日残ってもらうことにしました。

2月3日
00:35 羽田発 NH843 7時間25分

07:00 シンガポール着

09:30 アジアにおけるデータガバナンスとDFFTに関する日本とASEANの閣僚会議

タイとASEANの会合に招待されていなかったミャンマーは欠席、日本とASEANから8カ国およびASEAN事務局とERIAが参加しての会合となりました。

OECDの下に設置された新たな枠組み(IAP)、OECDとASEANのデータガバナンスに関する今後の協力、ERIAとIAPの透明性の向上に関する共同プロジェクト、AIと非英語データに関する活発な意見交換ができました。


開会前の雑談。
国際会議は、会議そのものだけでなく、この雑談が大事です。
今回、特にマレーシアとブルネイの大臣とは初対面です。


左からブルネイのムスタファ大臣、シンガポールのテオ大臣(共同議長)、私(共同議長)、マレーシアのゴビンド大臣。

11:30 ムスタファ・ブルネイ運輸情報通信大臣

11:45 ゴビンド・マレーシアデジタル大臣

12:00 渡辺ERIA事務総長

12:30 大使公邸にて昼食会

14:30 トゥアス港視察

トゥアス港はシンガポールの最新、最大の港で、港湾区域内では、全自動クレーンと全自動運搬車両が動いています。


人間が運転する車両は、事故を防ぐために港湾区域内には入れず、境界でコンテナの受け渡しを行います。

港湾の状況は、コントロールルームにおいて少人数で集中管理され、必要な時はクレーンをコントロールルームから操作することも可能です。

全自動運搬車両は、20分の急速充電で8時間稼動します。


急速充電中の全自動車両。

トゥアス港は4期に分けて工事が行われますが、まだ第一期です。

17:00 LKY(リー・クアンユー)記念館訪問

シンガポールの建国の父、リー・クアンユー初代首相の記念館です。

18:00 テオ・シンガポールデジタル大臣夫妻主催夕食会
@Madame Fan, The NCO Club

もともと下士官クラブ(The Non-Commissioned Offices’ Club)があった場所を再開発して建設された施設です。

2月4日
10:45 シンガポール発 NH842 6時間40分

18:25 羽田着 VJW (Visit Japan Web)新機能体験

これまで外国人が日本入国する際に、VJWでは、入国管理と税関のそれぞれに別々のQRコードが必要で、手間がかかりました。

今回、入管と税関のQRを一元化しました。

また、帰国する日本人は、入管前に設置された端末で手続きすれば、入管と税関を顔認証だけで通過できるようにしました。

まだまだ改善点はありますが、かなりスムーズに入国できました。

これまで税関ではVJWを使うより、紙の書類を提出した方が楽だという声もありましたが、今後はVJWのほうがスムーズになるようにしていきます。



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