記者会見4月28日
2023.05.03
いよいよ、明日から、G7群馬高崎デジタル・技術大臣会合が開催されます。
デジタル庁として初の日本主催のG7会合となります。
1月のアメリカ・ヨーロッパ出張を始めとして、G7会合に向けて、様々な準備を進めてまいりました。
各国との調整を経て、ようやく本番を迎えられることを嬉しく思っております。
また、会合の開催にご協力をいただいている群馬県・高崎市・伊香保など地元の自治体の皆様に感謝を申し上げたいと思います。
G7会合の前にWorld Economic Forumが主催をする官民イベント「DXサミット」がありますが、そこは委員会審議の都合で私は出席できませんので、私のアバターが参加をする予定になっております。
明日からの大臣会合では、DFFT、AIといったデジタル分野の様々な課題について、G7としての結束を発信していきたいと考えております。
今回、目指すべき最大の成果は、DFFTの具体化です。
DFFTについては、2021年のイギリスの議長国の下でロードマップ、昨年のドイツの議長国の下でアクションプランが採択され、これまで十分な議論を積み上げてきました。
これを踏まえ、今回の大臣会合では、DFFTを進めるための恒久的な事務局を伴う国際的な枠組みについて合意することを目指します。
昨日、日本・アメリカ・イギリス・カナダ・EUのデジタル産業団体との官民会合Tech7に参加いたしましたが、先方からは、DFFTの具体化のための国際的な枠組みの立ち上げについて、非常に高い期待と関心が寄せられました。
こうした民間の力もお借りしながら、この枠組みの下で、官民で連携して、具体的なプロジェクトを実行していきたいと思っております。
DFFTを国際社会に広げていくためには、グローバルサウスとの関係強化も重要です。
G7の各国閣僚に加えて、このG7には今年のG20議長国であるインド、ASEAN議長国のインドネシア、それから、一昨日、協力の覚書(MOC)を結んだウクライナの代表も招待しています。
招待国ともしっかり議論をして、DFFTの取組をG7以外、価値観を共有する国々に広げていきたいと思っております。
それでは、群馬でお会いしましょう。