ワクチンの現状について

2021.07.02

7月1日までに、2回のワクチン接種を終えた65歳以上の方が1,000万人を超えました。

ワクチンの供給に関しては、当初の予定通り、6月までにファイザー社のワクチン1億回分が供給され、7月から9月までの第3四半期にファイザー社のワクチン7,000万回分とモデルナ社のワクチン5,000万回分、合計して1億2千万回分が供給されます。

10月以降もファイザー社のワクチン2,000万回分が入ってきます。

ファイザー社のワクチンは6月末までに高齢者が2回接種する分のワクチンをすでに自治体にお配りしています。

ファイザー社のワクチンの接種回数を見ると、6月末時点で総接種回数は約4,400万回となり、自治体に、一定量の在庫があることになります。

1日当たりの接種回数は、自治体や医療関係者など関係者のご尽力により、先月から120万回ちかくという非常に速いスピードで接種を行っていただいています。

5月、6月には、ファイザー社のワクチンを1日あたり最大で130万回分のペースで自治体に供給することができたので、自治体が在庫を積み上げていくことができました。

7月から9月にかけては、一日あたり80万回強のペースでお配りしていくことになります。

今後は、自治体が現在までに積み上げた在庫を活用しながら、供給にあわせて接種スピードをそれぞれ最適化していただくことになります。

7月後半から8月いっぱいにかけては、2週間ごとに8,000箱(936万回分)のファイザー社のワクチンを、64歳以下の人口に応じて各市区町村に配分していきます。

さらに在庫量に応じて2,000箱を配分していきます。

接種実績や在庫量は、ワクチン接種記録システム(VRS)でしか把握できないため、各自治体におかれては、なるべくタイムリーにVRSにご入力いただくようにお願いします。

6月25日(金)午後5時に申請受付を休止するまでに職域接種、大学拠点接種で約3,700万回分の申請をいただきました。

モデルナ社のワクチンの総量は5,000万回分ですが、総量的にはここまでに申請された職域接種と大学拠点接種に、自治体の大規模接種分の1,200万回分を加えても十分まかなうことができます。

職域接種のためのワクチンの週ごとの必要量が、モデルナ社の毎週の供給量を超えてしまっているために、全ての申請者が希望する日時でスタートすることができません。お許しください。

申請いただいたものについては、まず厚生労働省から申請受付のメールが届いているはずです。

さらにその後、申請内容が確認されたものについては、確認メールが届く仕組みになっています。

この2度目の確認メールが届いていれば、接種に向けた具体的な手続きが進んでいます。

確認済みの会場については、ワクチンの供給に支障がない限りにおいて、当初申請いただいた内容の人数、スケジュールで実施できるように、ワクチンの供給等の手続きを進めています。

接種を開始する週の2週間前の金曜日までに配送量等に関する連絡をさせていただきます。

接種開始の前の週にワクチンが配送されます。

なお、モデルナ社のワクチンは配送先から再移送できず、配送先ですべて接種していただく必要があります。

貴重なワクチンを無駄にしないという観点から、実際の接種実績に応じて、ワクチンの必要量を精査させていただきます。

職域接種における1週間あたりの配送量のピークは、7月19日の週、7月26日の週(接種ベースだと、7月26日の週、8月2日の週)になり、その後、徐々に低減すると予測しています。

現時点で確認済みになっていない会場については、順次確認作業を行った上で、基本的に8月9日の週以降に、接種を開始いただけるものと考えています。

週明けにも、関係する省庁から、ヒアリングを行わせていただくことになると思いますので、ご対応をお願いいたします。

なお、大学拠点接種についても、早期の接種の必要性等を勘案し、文部科学省において、調整いただきます。

いずれにしても、現在申請していただいている職域接種分、大学拠点接種分のモデルナ社のワクチンは総量として5,000万回分確保しており、自治体の大規模接種分の1,200万回分を差し引いても十分な量は確保しています。

お待ちいただくことにはなりますが、職域接種を実施していただくことは可能です。



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