アフリカ出張

2019.05.06

アフリカ三カ国に出張しました。

最初のアンゴラは、サブサハラのアフリカの中で経済規模がナイジェリア、南アフリカに次ぐ第三位、石油をはじめとする資源にも恵まれ、これからの経済発展の潜在力も大きな国です。

日本企業が大型の開発プロジェクトにも参加するなど、日本との経済関係の強化も期待されています。

次の南スーダンは、長く続いた内戦からようやく統一暫定政府をつくり、国を再建しようという動きが始まったばかりです。

ところがこの和平に関する政治プロセスを支えていこうという先進国は日本だけというのが現状です。

日本の和平プロセスへの関与と支援を確認し、様々な関係者との意見交換をするのが目的です。

エチオピアは、新しいアビィ首相のリーダーシップの下、隣国のエリトリアとの外交関係を二十年ぶりに復活させ、アフリカの角といわれる地域の平和と安定に向けて、大きな一歩を踏み出しました。

又、国内の経済に関しても、様々な改革を進め、エチオピア経済の発展のために国を開いていこうという努力を進めています。

又、エチオピアの首都、アディスアベバにはアフリカ連合(AU)の本部があります。

AU委員会(AUC)は、今年の夏に横浜で開催されるTICAD7の共催者でもあり、TICAD7の成功に向けて、協力を確認します。

5月2日
00:10 羽田発

05:20 フランクフルト着

07:25 フランクフルト発

08:20 ブリュッセル着

10:35 ブリュッセル発

18:10 ルアンダ着

中央銀行

19:30 現地情勢のブリーフを兼ねた夕食会

5月3日
07:00 打ち合わせ

07:30 アウグスト外相の訪問
大統領府にアウグスト外相が同行してくれます。

08:20 ロウレンソ大統領への表敬
大統領は、このために、地方への出張を遅らせて時間を作ってくださいました。


大統領府。

08:45 市内を視察
教会(Igreja Nossa Senhora dos Remedios)、スーパーマーケット、イーリャ地区等

11:20 日アンゴラ外相会談

12:05 E/N署名式

12:15 共同記者会見

12:25 アウグスト外相主催昼食会

キャッサバを食べているところ。

15:00 ジョシナ・マシェル病院視察

16:00 サンミゲル要塞(軍事歴史博物館)視察
ポルトガルがルアンダに作った最初の建築物です。独立闘争の記念歴史館になっています。

ルアンダでも一番高い場所にある建物で、街を一望することができます。

19:00 在アンゴラ邦人との夕食会
日本企業、国際機関職員、JICA職員など

5月4日
07:00 ルアンダ発
チャーター機で。

チャーター機内での朝食

08:00 機内打ち合わせ

12:10 ジュバ着

13:00 UNMISS司令部出向中の自衛隊員と面会
4人の自衛隊員がUNMISS司令部で勤務しています。

13:10 UNMISS シアラーSRSG他との昼食会


公邸料理人との記念写真。公邸の庭で栽培した野菜を使ったカレーでした。

14:10 キール大統領への表敬
十四歳で独立闘争に身を投じ、黒い帽子と左手にはハリー・ポッターの魔法の杖のような短い杖を持つ、印象的な人です。

ちょうど前日に、対立する陣営の要求を受け入れて、暫定統一政府の発足を6ヶ月遅らせるという合意がなされたところでした。

15:05 ニアル・デン外相との共同記者会見

16:00 白ナイル川のフリーダムブリッジ工事現場視察
南スーダンの中央を南北に白ナイル川が流れています。しかし、この大河を渡れる橋は、1970年代にオランダが架けた一車線だけの仮設橋が一本あるだけです。

そのため日本は無償資金で、対面交通ができる橋を首都ジュバ郊外に建設することにしましたが、内戦の勃発で工事を中止せざるを得ませんでした。

しかし、内戦中も南スーダンは、工事現場や工事のための機材、資材をしっかりと保全し、内戦が終わり、日本の工事関係者が見に行くと、中断前とほぼ同じ状況で残っていました。

工事が再開され、来年の橋の完成を目指しています。


雨期の始まりで、道路はこんな状況です。


ナイル川の水を積んだタンクローリー。

17:30 ジュバ発

18:45 アディスアベバ着
エチオピアのコーヒーセレモニー

19:45 現地情勢ブリーフを兼ねた夕食会

5月5日
08:10 打ち合わせ

08:50 マルコス外務国務大臣との会談
外相が急遽、スーダンに出張せねばならなくなったため、マルコス外務国務大臣との会談になりました。

10:00 アビィ首相への表敬
隣国エリトリアとの国交を約20年ぶりに回復させ、アフリカの角と呼ばれる地域の平和と安定に大きな前進が見られました。

それを称えてユニセフ平和賞がアビィ首相に贈られました。

11:05 クオティAU委員会副委員長との会談

12:30 在エチオピア邦人との昼食会
日本企業、NGO職員、国際機関職員

14:25 ワイスIGAD南スーダン特使との会談
地域の各国からなるIGADが主導する南スーダンの和平プロセスを財政的に支えているのは、日本だけという状況です。

南スーダンの和平にはPlan Bはなく、現在のプロセスが失敗すれば、南スーダンは内戦に逆戻りするという懸念を共有しています。

15:30 アディスアベバ大学エチオピア研究所訪問
京都大学による日本語講座学習者との懇談

16:00 民族学博物館視察

上皇上皇后両陛下が皇太子時代にエチオピアを訪問されたときの写真とその時の会場になった部屋。当時の宮殿が、後に大学に寄贈されました。

17:15 ぶら下がり記者会見

18:00 夕食会@大使公邸
NHKによる公邸料理人の取材がありました。

21:10 同行記者との懇談

22:40 アディスアベバ発

5月6日
10:55 バンコク着 給油中機内待機

11:55 バンコク発

16:40 香港着

17:55 香港発 チャーター機
連休最終日ということもあり、香港から日本に戻る空席がなく、やむを得ず、チャーター機を利用しました。

22:30 羽田着



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