ワシントン出張

2018.03.20

北朝鮮情勢の変化を受けて、ワシントンに出張しました。

米国の政府高官及び訪米中の韓国の康京和(カン・ギョンファ)外交部長官と北朝鮮に関しての意見交換をしました。

まず、北朝鮮が対話を求めてきたということについて、日米韓が主導し、中露の支持も得て実施してきた国連安保理決議に基づいた経済制裁が効果を上げてきたという認識を確認しました。

世界各国が北朝鮮のこれまでの行動に対して、「国交」断絶や「大使」の追放といった強い措置を取ってきたこと、北朝鮮が貿易により外貨収入を得ることができない厳しい制裁措置を取ってきたこと、石油製品を厳しく制限したこと、北朝鮮労働者の受け入れを制限したことなどとともに、トランプ大統領がすべての選択肢がテーブルの上にあると繰り返して発言するとともに、米韓の合同軍事演習や日米の共同訓練や日米韓の安全保障協力をきっちりと進めてきたことなどが、しっかりと効果を上げてきたという評価を共有しました。

しかし、北朝鮮が依然として核ミサイルの関連施設において活動を続けていること、巧妙な制裁逃れが続いていること、米朝対話に関してなんら北朝鮮からの発表がないことなどから、北朝鮮の真意については疑問が残ります。

これまでの北朝鮮との対話により、国際社会は巨額の資金を北朝鮮に提供したにもかかわらず、北朝鮮の核兵器とミサイルの開発を止めることができなかったという失敗を繰り返してはならないという認識を日米韓で強く共有しました。

核兵器の完全、検証可能、かつ不可逆的な放棄が必要で、そのためにはまず、IAEAの査察受け入れが第一歩として必須であることなどを話し合いました。

また、ミサイルに関しては、ICBM級だけでなく、短中距離の射程のものもすべて廃棄する必要があることで一致しました。

さらに今回、日本人の拉致被害者や米国の被拘束者を含めたすべての外国人の拉致・拘束被害者の解放が必要だとの認識を米国と共有しました。

当然に、北朝鮮が言葉で非核化などといっても制裁の解除にはつながらず、現実に行動を伴った時に初めて制裁の解除につながり得るということをはっきりと理解させることが必要です。

四月には総理も訪米し、トランプ大統領と北朝鮮問題で意見交換するとともに、日韓及び日韓中の首脳会談などで今後の連携を確認していきます。

私も、次期国務長官として指名されたポンペオ氏とも上院の承認を待って早期に会談を行うとともに、韓国の康京和(カン・ギョンファ)長官とは電話会談を含め、緊密に連絡を取り合っていきます。

今後、ロシアのラヴロフ外相、中国の王毅外相とも北朝鮮問題に関する意見交換をしていきます。

3月15日
19:15 ライトハイザー米国通商代表@ホテル

3月16日
08:45 マティス国防長官@ペンタゴン

10:50 サリバン国務副長官@国務省

11:45 ティラソン国務長官@国務省

12:15 昼食

14:00 TOFUプログラム参加者による表敬@ホテル

15:30 ペンス副大統領@ホワイトハウス

15:55 マクマスター大統領補佐官@ホワイトハウス

18:05 ぶら下がり記者会見@ホテル

19:00 北朝鮮関連有識者との夕食会

3月17日
07:25 同行記者懇談会@ホテル内カフェ

09:30 日韓外相会談@韓国側ホテル

10:45 ぶら下がり記者会見@ホテル

12:00 米国内政有識者との昼食会



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